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グロータックからEQUAL 多調整型ROADペダルが販売開始。

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グロータックがビンディングペダル「EQUAL多調整型ROADペダル」を販売開始したようなのですが、これは「EQUAL多調整型ROADペダル」が正式名称なのか、「EQUAL ROADペダル」が正式名称なのかよくわからず。

 

だいぶ他社ペダルを研究したことは伝わってきます。

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グロータック「EQUAL多調整型ROADペダル」

このペダルはとにかく調整可能な点が多いことが特徴。
まず、ペダルのスピンドルユニットの前後位置を変更できる。

多調整型 ROAD ペダル
あらゆる調整機構を搭載した、ビンディングペダルをつくりました。 関節の痛みが解消するだけではなく最適なポジションを追求したり、その過程で新たな発見があったり… そんな「走り出すのが楽しみになる」ペダル ...

これについてはシューズ側のクリート位置を変えることが一般的ですが、スピンドルユニットの位置を変更できるペダルなんて過去にあったのかな。
+4mm、0mm、-4mmの3段階から選択可能。

 

そのほか、Qファクターの変更や回転方向の調整、スタックハイトやカント調整を「ペダル側で」できるのですが、従来はクリートやシューズ側でやろうとしていたことをペダルでも調整可能にしたのは面白い。
調整項目が多いとむしろ沼に嵌まっていく人もいますが、細かく調整したい人には良さそうなのよ。
クリートでは調整範囲が限られてくるところ、ペダル側で調整範囲を増やしている。

 

で、他社ペダルの回転軸や特性を研究した様子。

https://growtac.com/wp/wp-content/uploads/equal_road_pedal_concept_data.pdf

読んだ印象としては、シマノ黄色クリートを使う分にはタイムペダルのセンタリング機能を無くし、タイムペダルより可動域を減らしたみたいな感じにみえる。
タイムは±5°の回転と、左右に1.25mmの可動範囲がありますが「EQUAL ROADペダル」では黄色クリートを使う分には左右に動きもあり、±4°の回転がある。

 

青クリートや赤クリートでは左右の動きがなく(?)、シマノペダルよりも回転を1°増やした形か。

 

ちょっと面白いのはここ。

フローティング角度小さい=玄人
フローティング角度大=素人

という考えはしていない。

これはその通りですが、なぜかフローティングが小さいほうがプロっぽいかのような話をする人がまあまあいますので…
これについては相性や身体の機能の問題なので個人差が大きい。

 

ただし、調整範囲を増やした機構だからかさほど軽くはない。
ペダル重量は320gで33000円。

 

参考までに、シマノアルテグラ(PD-R8000)が248g、タイムXPRESSO 2が230g。

前後調整幅 0mm, +4mm, -4mm
回転調整角度 0度, 右2度, 左2度
Qファクター 0(52mm), +4mm(56mm), -4mm(48mm)
スタックハイト 13.5mm ~ 22mm程度
カント角 -4°~ +4° (0.5°刻み)
対応クリート シマノ

入手しやすいシマノクリートに対応しているのは利点かも。
クリートカバーもシマノから出ているし便利。


パーツ交換が可能

もう1つこのペダルの利点を挙げるなら、調整可能にするために分解可能な構造だからか、全てのパーツがオプションとして交換可能。
特殊な工具を必要とせずにボディのみなども交換できるらしい。

 

分解不可にすることで逆に耐久性を高める場合もありますが、オプション購入してパーツごとの交換がしやすいのは利点かも。
タイムなんかも使っているうちにへたりが出ますが、踏み面のプレートくらいしか交換できませんから…

 

重量が重くなる点は大要素とみる人と、たいして気にしない人に分かれそうですが、ペダル側で調整範囲を広げた点は面白そうですね。
ちょっと前に話題になっていた薄型ペダルも面白いけど。

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