東京の有明で、三輪トライクが駐車車両に衝突する痛ましい事故がありました。
東京都江東区有明の都道で１９日夜、トライクと呼ばれる三輪自動車が停車中の大型トラックに追突し、トライクを運転していた港区台場、コンサルティング会社経営の男性（３９）が全身を強く打ち、搬送先の病院で死亡した。同乗していた小学生の男児も意識不明の重体となっており、警視庁東京湾岸署が事故原因を調べている。
発表によると、現場は片側３車線の見通しの良い直線道路で、事故は午後７時前に起きた。男児は男性の知人の息子だという。
１９日午後６時５０分ごろ、東京都江東区有明の車道で、駐車中の大型トラックに「トライク」と呼ばれる三輪バイクが追突した。トライクを運転していた３０代くらいの男性が意識不明で搬送され、病院で死亡した。同乗の小学生ぐらいの男児も意識不明となっている。トラックの男性運転手にけがはなかった。
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トライクって道路交通法ではオートバイではなく自動車なのでヘルメットの装着義務はないのですが、個人的にはノーヘルトライクって無防備だなぁと。
駐車車両に衝突したのであれば、前方不注視だったと思われますが、スピードが出るわりには車体による保護性がないので、転倒したりすればヤバいですし。
しかも「男児は男性の知人の息子だという」とのことで、同乗していた経緯はわかりませんが…
で。
報道をみると「駐車」になっていたり「停車」になっていたりバラバラ。
このあたりが雑なのはマスコミのお家芸とも言えるけど、事故現場と思わしき道路をみると、
駐車禁止道路だった可能性がありまして。
駐車禁止場所だったのかは報道からは読み取れませんが、駐車禁止場所だった場合には、駐車車両にも過失が10％つく場合があります。
ただし、駐停車禁止場所ではなくても、駐停車が事故の一因になったとして過失認定した判例もあるので要注意。
違法駐車に過失認定した判例には、例えばこのようなものがあります。
歩行者は青信号で横断し、オートバイは対面信号が赤なので減速。
オートバイは対面信号が青に変わったことから加速。
第２第３車線の停止車両とグリーンベルト(中央分離帯)によりオートバイからみて右側方向は視認できませんが、残存横断歩行者がいたため衝突(第一事故)。
横断歩行者と衝突したオートバイはそのまま滑走し、違法駐車車両に衝突(第二事故)。
オートバイの運転者が死亡した事件です。
第一事故について過失割合はこちら。
| 横断歩行者X | オートバイA |
| 30 | 70 |
第二事故についての過失割合はこちら。
| オートバイA | 横断歩行者X | 違法駐車車両Y |
| 55％ | 15％ | 30％ |
トライクの事故についてはトライクの前方不注視による衝突なんだろうと思うけど、なぜ起きたのかはちょっと不可解な気がする。
大型トラックを見落とした…というのも不思議。
トライクって左右の車輪が一定距離離れていれば「見た目はオートバイ、道路交通法上はクルマ」になりますが、以前からヘルメット着用を義務化すべきという意見まあまあある。
ヘルメット着用していても前方不注視で衝突したなら大怪我したり死亡するとはいえ、知人の子供をノーヘルで載せていたのはちょっとビミョーですね。
コメント
このタイプはややこしいですね。
問題点は運転操作がオートバイなのに4輪免許で乗れて逆にオートバイの免許で乗ると無免許運転になるんです
4輪登録するなら運転手を守るロールバーとシートベルト付ける必要有ると思います
前に中国籍が前輪2輪の幅広げトライク登録した3輪スクーターの乗ってオートバイ免許無し無免許で誤認逮捕有りましたけどナンバープレートはバイクのままだから警察官も間違える
50ccのホンダジャイロXは改造してミニカー登録すると青ナンバーになるから間違えないけど
サイドカーも船側のタイヤが駆動出来るとトライク登録になります
例外で30年以上前にBMWバイクの1000ccエンジン載せたクラウザーのドマーニと言うサイドカーは船側のタイヤも駆動するけど輸入代理店がこれは100馬力有り大型オートバイ免許（試験場で実技試験で合格する限定解除時代）無いと危ないので運輸省に掛け合って側車付き2輪車なりました
コメントありがとうございます。
ちょっと前に無免許と勘違いして誤認逮捕した事案もありましたよね。
法律上もややこしいですが、なぜに追突してしまったのか…お亡くなりになったので真相はわかりませんが、ほとんどオートバイなのになぜかクルマ扱いなのはややこしいですね。