なかなか興味深い記事が配信されてますが、
こんな感じで「真ん中自転車レーン」を作った結果、トラックが自転車レーンを跨いだ車線変更時に自転車と衝突したのだと。
要はこれ、車道の右側端(ドイツは右側通行)に自転車レーンがありまして、
交差点部分の処理方法として、右側端にある自転車レーンのさらに右側に右折レーンを設けた。
その結果、右折するクルマは自転車レーンを跨いで右折レーンに向かうわけで、そりゃ事故るわな。
ただまあ若干疑問なのは、交差点に至るまでの部分は日本でいう「自転車道」、つまり構造分離されているものの、交差点の手前からは自転車レーン化して車道に組み入れられている点。
効率化が目的のようですが、現在ミュンヘン市内には同様の交差点が45箇所あり、さらに5箇所計画されているそうな。
しかし、どこの国も自転車インフラの整備は迷走しているように思えますが、リンク先の動画を見る限り、強引に右折レーンに進行しようとするクルマがまあまあいるのではないかと思える。
ちなみに、日本はこういう交錯を避けたいがために左側端通行/第一通行帯通行にしているのだと思いますが、今度は「左折レーンから直進する」という難題を抱える。
そして「左折専用レーン&左折先出し信号」だと詰む。
仕方なくこっちに待避することもあるとは思いますが、
「違反だろ!」と発狂したところで、仕方ないとしか言いようがない。
歩道や横断歩道があればマシですが、歩道に柵があり進入できない場合もあるし。
ドイツも迷走しているように見えますが、ドイツの自転車レーンは一方向が主流なのかな?
双方向自転車道の方がいいのか、一方向自転車レーンの方がいいのかはケースバイケースですが、ドイツの自転車レーンには「逆走自転車」っているのだろうか?
日本の自転車レーンといえば逆走自転車がもはや定番化してますが、ナチュラルに逆走するのやめて欲しいよね。
ミュンヘンの交差点処理はあくまでも効率化を主眼に置いたからこのようになっているようですが、効率化と安全のどちらが優先すべきかについては言うまでもなく。
あんまり走りたくないなあ…左右クルマに挟まれた自転車レーンは。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント