ちょっと前になりますが、プロレース中にZippのフックレスホイールからタイヤが脱輪したと話題になってましたが、
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グッドイヤーから「Zippホイール用に設計されたタイヤ」が発表されました。
Goodyear 「Vector R Z30 NSW」
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Goodyear 「Vector R Z30 NSW」はZippのフックレスリムとの適合性を高めるためにZippのために作られたタイヤ。
Zippいわく、全てのリムに適合するように設計されたタイヤを使った場合、Zippのワイドフックレスリムではトレッドの形状が理想的ではない場合があり、ケーシングが引き伸ばされベストパフォーマンスを引き出せない可能性があると。
そこでグッドイヤーと協力し、Zippのワイドフックレスリムに最適化したタイヤ「Vector R Z30 NSW」を作り解決したそうな。
Goodyear Tires - ZippGoodyear Tires, Zipp
他のタイヤとの比較では、「Zipp353NSW+グッドイヤーVector R Z30 NSW」と「Zipp353NSW+他のタイヤ」を比較して実験すると、転がり抵抗の軽減のみならず空力、ドライ/ウェットコンディションのグリップに至るまで良好だと証明されました。
Zippリムに最適化されたタイヤとの触れ込みなので、他のリムに使った場合にはどうなるかは不明です。
タイヤサイズは30cのみ。
重量は280gらしい。
意図するところは
Zippのワイドフックレスリムに最適化することを目的に作られたタイヤなのですが、Zippユーザーのみをターゲットに作った…というのもなかなか不思議です。
他社ホイールに使えないわけではないだろうけど、もしかしてZippはかつてのマヴィックのようにタイヤ抱き合わせにしたい意向なのかな。
Zippのために作ったタイヤという触れ込みは、Zippユーザーからすると強い関心がある。
一方Zipp以外のホイールを使う人にメリットがあるのかは謎なので、そのあたり興味深いですね。
30cのみになっているとはいえ、軽量なので注目度は高まりそうな気もしますが。
なおプロレース中に起きた脱輪については、Zippによるとリム破損によるアクシデント扱いになっています。
「絶対に外れないタイヤ」という意味で作られたタイヤなのではなく、あくまでもパフォーマンス向上のためにZippワイドフックレスリムとのマッチングをした扱いです。
ところで、マヴィックはなんで抱き合わせ販売をやめたのでしたっけ?
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2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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