日本でも私人逮捕系YouTuberとかいますが、韓国でも似たようなもんなのかな。
韓国光州(クァンジュ)で飲酒運転の疑いがある運転手をユーチューバーが追跡した末、その運転手が死亡する事故が発生した。これをきっかけに法的手続きを経ずに人々を罰する「私的制裁」コンテンツの問題が再燃している。
光州警察庁はこのほど、飲酒が疑われる車両を追跡・捕捉し、その様子を生中継したユーチューバーの男性を業務妨害容疑で立件した。
この男性は、飲酒が疑われた30代の運転手を約2キロ追跡した。その過程で、運転手は駐車中のトラックに衝突して死亡した。追跡の様子はユーチューブで生中継されていた。
このユーチューバーは以前から飲酒運転の疑いがある人物を追跡し、検挙する様子をコンテンツ化していた。
支持者からは「教育的」だと称賛されると同時に、違法な制裁行為や第三者への影響が問題視されている。多くの視聴者が法の不十分さを補う行為と評価する一方で、利益目的の行為だと批判する声もある。
専門家は私的制裁の危険性を警告しつつ、公的制裁の信頼性向上が重要だと指摘している。加えて、ユーチューブ側にもコンテンツ管理の強化を求める声が上がっている。
韓国・飲酒運転“私的制裁”ユーチューバー炎上…追跡されたドライバー死亡(KOREA WAVE) - Yahoo!ニュース【10月04日 KOREA WAVE】韓国光州(クァンジュ)で飲酒運転の疑いがある運転手をユーチューバーが追跡した末、その運転手が死亡する事故が発生した。これをきっかけに法的手続きを経ずに人々を罰す
私人逮捕、私的制裁系YouTuberやTwitterはありますが、イマイチ理解しがたいのは他人の犯罪行為を非難するためなら自分の犯罪行為は正当化すること。
イマイチ説得力がないような…
そもそも道路交通関係のネタであれば、きちんとルールを理解せずガセネタルールをしたり顔で語る人もいるから痛々しい。
まあアレだよね。
こういうのも、ある意味では警察が十分機能していないから「代理警察」みたいな輩が出てくるわけで、警察が機能していれば私人逮捕系YouTuberとか私的制裁系YouTuberなるものは出てこないのかも。
そして視聴する人にしても、代理制裁に一瞬の共感や快感を得ているのかと思いますが、自分の違反には無頓着だけど他人の違反には厳しい人ってまあまあいる気がする。
例えばこれ。
誰もいらないチャンス pic.twitter.com/uRxzn1XJQU
— スルー・ガイジン・アイズ (@GaijinRoman) June 22, 2024
以前取り上げたけど、これは歩行者を非難する前に自分の徐行義務違反を反省する問題。

他人がどうのこうのというのは、自分を棚に上げている。
自分を棚上げして他人の違反を非難する人がまあまあいる気がするけど、それも私人逮捕系/私的制裁系YouTuberなるものが生まれる理由なのかも。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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