記事タイトルをみたらツールド北海道事故を思い出させる内容になってますが…
27日午後0時半頃、国東市国東町安国寺の市道で、全国高校駅伝大会の大分県予選に出場していた高校2年の男子選手が軽乗用車にはねられました。
この事故で男子選手はけがをして、市内の病院に運ばれ手当を受けていますが、命に別状はありません。
警察や関係者によりますと事故当時、男子生徒がタスキを渡した後に足が絡まって転倒し、反対車線を走っていた車にひかれたということです。
現場は片側1車線の直線道路で、コースとなっていた車線は通行止めにしていました。
現場周辺には衆議院選挙の投票会場があり、普段より車の交通量が多かったということです。
全国高校駅伝県予選で男子選手が車にはねられけが レース中に転倒、対向車と接触 大分(OBS大分放送) - Yahoo!ニュース大分県国東市で開かれた全国高校駅伝の大分県予選で、レース中に男子選手が軽乗用車にはねられ、けがをしました。 27日午後0時半頃、国東市国東町安国寺の市道で、全国高校駅伝大会の大分県予選に出場してい
これをどう見るかになりますが、箱根駅伝なんかでも中継所で次の走者にタスキを渡した選手が倒れこむシーンをしばしば見かける。
なので中継所付近で選手が倒れこむことはある程度予想の範疇ですが、倒れてさらに対向車線にはみ出ることまでは想定してなかったのかと。
ツールド北海道事故は片側のみの通行規制(署長規制)で、対向車線は道路使用許可に基づく自主規制になってましたが(一般車両に「通行止め」をお願いすることはできても法的効力はない)、駅伝でもこのような事故が起こり得るので、自転車ならなおさらなのよね。
落車転倒して結果的に対向車線に侵入することもありうるのだから、そもそも片側のみの通行規制というプランにムリがあった。
駅伝については…中継所付近のセンターラインをスタッフでガードするなど対策は必要でしょうけど、幸い軽症のようなので今後検証していくしかないですね。
まあ、大会運営車両に選手が轢かれる事故が複数起きていますが、それらとは事案が違う。
問題なのは加害車両の責任。
一応は過失運転致傷の容疑者になりますが、回避可能な事故だったなら安全運転義務違反と付加点数になるかと。
全く予見も回避もできなかった事案なら話は別。
ちなみに、選手との距離感にもよりますが、一応は駅伝選手に対し対向車は18条2項の規制対象なのよね。
ほとんどの場合「安全側方間隔」を取れているだろうから義務違反にはならないだろうけど。
追記
両車線ともに通行規制していたそうな。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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