ちょっと前にフルクラムのレーシングゼロDBが某所で投げ売りされていたので、新しいアルミホイールが登場するサインじゃないかと思ってましたが、
フルクラムから新しいアルミホイール「Soniq ALX」が登場しました。
フルクラム Soniq ALX
https://www.fulcrumwheels.com/en/wheels/road-bike-wheels/soniq-alx
新しく登場したSoniq ALXの位置付けは「ロードエンデュランス/オールロード」なのでレーシングゼロの立ち位置とは異なるホイールとも言えますが、リム内幅23mm、リム外幅29.3mmと最近のトレンドを踏襲したものになっており、
ついにアルミホイールもこうなったか、と。
適合タイヤ幅は28mmから65mm。
リムハイトは33mm、重量は1745gなので決して軽いホイールではありませんが、カンパニョーロのゾンダGTもロードグラベル兼用ホイールですし、カンパニョーロ・フルクラム的にはロードグラベル兼用ホイールにして統一化していきたいのかな。
さらに下位モデルとしてソニック ALが発表されている。
https://www.fulcrumwheels.com/en/wheels/road-bike-wheels/soniq-al
ソニック ALXはリムテープ不要ですが、ソニック ALはリムテープが必要。
リム幅やリムハイトは同じでソニック ALの重量は1895g。
昔の感覚でいうと鉄下駄呼ばわりされかねないスペックになってますが、昨今のリム幅拡張の流れにしたがってアルミホイールを作るとこういう重量になるのは仕方ない。
ソニックALは399ユーロ(約65000円)、ソニックALXは590ユーロ(約95000円)となっている点から見ても、どちらかというと値段を抑えたミドル~エントリーグレードのホイールとも言えそう。
あくまでもロード/グラベル兼用
ソニックはロード/グラベル兼用ホイールですが、たぶんメーカー的にはロードホイールとグラベルホイールを統一したいんじゃないかな。
少なくともカンパニョーロ・フルクラムについては。
ロードホイールとグラベルホイールが別だと、それぞれについてグレード別にホイールを作る必要がありますが、昨今の流れからするとスペックが高いホイールはカーボンリムに任せて、アルミホイールは無理にハイエンド路線を追求しないのかもしれません。
レーシングゼロにしてもアルミホイールとしては最強でしょうけど、安価なカーボンホイールがたくさんある中では訴求力が弱いように見えてしまうわけでして…
値段を抑えてきたという点ではちょっと興味深い。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント