みんな大嫌いLUUPが着座型三輪の特定小型原付「Unimo(ユニモ)」を発表しましたが、
Luup、より多くの方々の短距離移動課題解決を目指す三輪・小型のユニバーサルカー「Unimo(ユニモ)」を発表 | Luup(ループ) | 電動キックボードシェア/シェアサイクルアプリ株式会社Luup(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:岡井大輝、以下「Luup」)は、ミッションに掲げる”街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”を実現する
そもそもLUUPは以前から電動シートボードの導入を当初から企画していたのでして

それが今回実現したに過ぎない。
電動キックボードありきで話が進んだから勘違いしやすいけど、特定小型原付が想定するのはこのような着座型/高齢者の足も含めた話なのであって、自動車でもなく自転車でもないモビリティは有効活用が期待される。
ところで、これが「高齢者の足」として考える場合に、電動キックボードと同じスタイルのシェアリングサービスで需要があるのか疑問。
電動キックボードのシェアリングサービスはポートさえあれば乗り捨てできますが、月間単位のサブスクみたいな形のほうが需要があるかも。
ところで、電動キックボードアレルギーの方々は「事故起こしたら貸した企業が責任負うようにしないと駄目だろ」みたいな意見をしてますが、
既にそのような仕組みはあります。
昭和の時代から。

自賠法3条によると、人身損害の賠償責任は「運行供用者」にあるとしており、シェアリング事業者は運行供用者にあたると解釈される(最高裁判所第三小法廷 昭和46年11月9日、最高裁判所第一小法廷 昭和50年5月29日)。
なので理屈の上では、LUUPによる事故の被害者は「人身損害部分については」LUUPに請求することも可能。
しかしそれをしてもあまり意味がないというか、結局はLUUP運転者に掛けられたものと同じ保険(以下「同じ保険」を「オナホ」と呼ぶ)から支払われるだけだし、物損部分は運転者に請求することになり面倒なだけなんじゃないかと。
自賠3条が意味をなすとしたら、保険の上限を越える被害額が生じたときに、運転者に支払い能力がなければ企業であるLUUPに請求したほうが回収できることになりますが、確かLUUP運転者の賠償保険って対人無制限なので、現実的には運行供用者責任としてシェアリング事業者に請求することがベターなケースはほとんどない。
ちなみにLUUPって年間いくらの保険料を払っているのだろう…
かなりの額なんだろうなとは思いますが、それは企業としての責務だから当たり前。
ところで、特定小型原付として型式認定を受けた車両をみると、
https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001622342.pdf
最近は各社ともに着座型が増えている上に、パナソニックサイクルテックなど大手も参入している。

ちなみに調べてもこれの詳細はわからない。
けど着座型特定小型原付に可能性を感じる企業は多いというか、スピードリミッターで制御することは安全性が高いのよね。
私が知る限り、特定小型原付の死亡事故はこれくらいしかない。


どちらも共通するのは、仮に自転車だろうと死亡していたと考えられる内容で、「特定小型原付だから」死亡した事故ではない。
80歳が着座型特定小型原付に乗っていたのは驚きますが、着座型特定小型原付が想定するのはこのような高齢者の足なのでして。
特定小型原付は電動キックボードありきで話が進んだから勘違いしやすいけど、
このあたりは高齢者の足を想定しているんだろうなと。
ミラーも標準装備されていてなかなか良さそう(特定小型原付はミラーが法定要件ではない上に、車幅制限の問題から立ち乗りタイプはミラー設置が困難)。

高齢者がクルマに乗ってアクセルとブレーキを踏み間違える事故にしても、特定小型原付ではあり得ない。
ブレーキレバーを操作しようとしてアクセルを回す人がいるとは考えにくいし、仮にそれが起きても時速20キロまでしか出ない。
そう考えると、むしろこういう着座型特定小型原付が普及したほうが社会全体の安全に寄与すると思うんだけど、
「LUUP」というだけで反対意見を述べる人がわりといるのよね…
「LUUPのことは嫌いでも、着座型特定小型原付は嫌いにならないでください!」という話なのかもしれない。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。



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