読者様から「チェーンワックスの落とし方」について質問を頂いたのですが、
あるチェーンワックスを使用していて、気分転換にチェーンオイルに変えてみたそうですが、ワックスが落ちきってないのかイマイチな雰囲気でオイル切れが早い気がすると。
まず、チェーンワックスといってもホットワックスなのかリキッドワックスなのか、成分によっても差があるのですが、
ホットワックス系ならチェーンを外してお湯に漬け込み、ワックスを融解させて取り除くことが出来るかと。
リキッドワックスについても基本は「お湯」で洗うことになりますが、
ぶっちゃけた話、ワックスが落ちきらないこともありうるので、一つのチェーンでワックスとオイルを使い分ける運用は避けておいたほうが無難じゃないですかね。。。
オイルについては「脱脂」を頑張ればいい話ですが、ワックスについては主成分のロウを落としきらないといけず、ロウの上からオイルを差してもうまくいかない。
お湯に浸すことを繰り返し、使っているワックスの成分とにらめっこしてケミカルを使うこともありうるでしょう。
ちなみにホットワックスについては各社とも「お湯洗浄でワックスは落ちる」と謳ってますが、これは再ワックスする前提での話でワックス⇒オイルに移行することは想定してないような気がする。
そしてお湯洗浄を繰り返して何らかのケミカルを使って頑張るよりも、チェーンを別に用意した方が早い。
ちなみにワックスが残っている状況でオイルを差した場合にオイル切れが早くなる理由、これもワックスの潤滑原理を考える上では役に立つかもしれません。
どこかのケミカル屋がごちゃごちゃ言い出すから詳しくは書きませんが。
「混ぜるな危険」ではないけど、オイル用チェーンとワックス用チェーンは分けた方がいいかと。
とはいえ、チェーンワックスがあまり普及しない理由ってこういう手間の問題と、施工スキルによる性能ムラが大きい気がする。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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