ついにスラムも１２速化！？e-tapもついに？？ここで重要なポイントが一つ。

シクロワイアード様の記事ですが、さいたまクリテリウムにてスラム１２速のe-tapが登場したという記事が出ていました。
https://www.cyclowired.jp/news/node/281447

この記事には重要なことがあると思っていまして。

※この記事には憶測がたぶんに含まれていますので、所詮は妄想だとお考えください。

Contents

1 スラム　１２速のe-tap
2 フリーボディ、変更なしじゃね？
3 シマノはどうする？

スラム　１２速のe-tap

※動画は現行品のe-tapです。

スラムはＭＴＢコンポでは既に１×１２を出していますが、ロードコンポとしては初の１２速ですね。
今年はカンパニョーロが１２速化しましたが、スラムも出してきたということでしょうか。

一応プロトタイプという扱いのようですが、スペックとしては

変速数	２×１２
フロント歯数	５０－３７
リア歯数	１０－２８

このようになっているようです。
ディスクブレーキ車に搭載されたプロトタイプのスラムe-tap（１２ｓ）ですが、ホイールはＺＩＰＰになっていますね。
ここには重要な意味があると思ってまして。

フリーボディ、変更なしじゃね？

これは想像ですが、ＺＩＰＰのホイールにスラム１２ｓスプロケットが付いているということですので、１２速化してもフリーボディは従来のままの規格である可能性が高いのではないでしょうか？

カンパニョーロの１２速でも、フリーボディは従来のもので対応するとアナウンスがありました。
http://roadbike-navi.xyz/archives/5243

カンパニョーロ１２速化では、従来の１１速用フリーボディに１２枚のギアが搭載できるということになっています。
つまりはチェーンをより細くすることで、１１枚のギアで精いっぱいだったフリーボディの幅に１２ｓスプロケを搭載してきたということです。

今回、プロトタイプのスラム１２ｓということですので、詳細は明らかではありません。
ＭＴＢコンポのスラム１２ｓでも、従来のフリーボディのままで対応していたので、恐らくはe-tap１２ｓでも従来のフリーボディのままなのではないでしょうか？

ここって実は重要で、フリーボディの変更があるといろいろとややこしいのです。
ホイール自体が１２速用とか開発されてしまうと、１０ｓ⇒１１ｓ化のときのように、ホイールの買い替え問題とか勃発しますしね。

シマノはどうする？

シマノもＭＴＢコンポのＸＴＲは既に１２速化しています。
ＸＴＲは１２速と１１速兼用という不思議な状態で登場しているのですが、１２速用ハブと１１速用ハブが違います。

こちらが１２速用ハブ。

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マイクロスプラインフリーと言って、要はスプラインを細かくしたからスプロケの食い込みが起こりにくい設計にしたぜということです。
このフリーボディには従来のスプロケは装着不可能。

これがシマノＭＴＢコンポ１２速化です。

今のところ、ロードコンポでいうと、１２速化に伴うフリーボディの変更はこうなっています。

メーカー	フリーボディ
カンパニョーロ（発売済み）	従来のフリーボディから変更なし
スラム（未発表）	従来のフリーボディから変更なしが有力？
シマノ（未発表）	不明

ここで懸念されるシマノのロード１２速化ですが、
・１２速用ホイールが登場し、しかもフリーボディのスプライン形状から１１速以下は使用不可というカオスに？

・１２速専用フリーボディが登場し、従来のホイールに装着可能になる？

・従来のフリーボディのまま１２速スプロケが装着できる？

様々な状態が考えられます。
ただシマノを甘く見ないほうがいいのは、デュラエースが１０速⇒１１速化したときに、１０速デュラのＷＨ－７９００に互換性を持つ１１速フリーボディは販売されなかったんですよね・・・
今は１０５とアルテグラの１１－３４Ｔスプロケ（１１ｓ）だけは、１０速ホイールに装着可能です。
これらが出たのは最近の話ですし、そもそも１１－３４Ｔを使いたい人は少ないわけで。