トレックがなぜか被害者に。

読者様から教えてもらった情報なんですが、こういうのがありまして。

別にこの方がどうとかではないんですが、ちょっと気になることがったので。

トレック、誤解されすぎでは?

以前にも、こういう話でメールされてきた方がいました。

トレックはジャイアントが作っているから、その分割高になっている。
中身がジャイアントなんだから、ジャイアントを買っても乗り味は同じだ。

まあ、これは暴論です。
あり得ません。
ジャイアント製品のバイクは、ジャイアントが設計してジャイアントが製造。
トレック製品のバイクは、トレックが設計して、ジャイアントがOEMで製造。

要は自社工場を持つよりも、他社に製造委託したほうがコストとしては掛からないというだけの話ですね。
これは自転車業界ではよくある話で、例えば私が乗っているLOOK765も、チュニジアのLOOK工場ではなく、台湾でOEMです。
噂だと、LOOK社員が台湾の製造元に常駐して管理しているらしいですが。

スペシャライズドだってメリダが製造してますし、そもそも自社工場だけで製造しているフレームメーカーって相当少ないと思うんですが。

で、気になったのが、【トレックはジャイアントに設計図丸投げ】の件。
丸投げという表現についてはどうかと思いますが、OEMなら設計図通りに作らないとダメですよね。
製造元が勝手に設計変えるわけにはいかないので、設計図通りには当然作ります。

で、コーダーブルームって、ジャイアント製でしたよね??
トレックを非難してコーダーブルームを褒め称えるというのが、どっちも設計図を丸投げなことは変わらんと思うのですが・・・
単に乗ってみての感想で、トレックよりもコーダーブルームが好きだったという話ならわかりますが、どっちも言い方は悪いですが、設計図丸投げには変わりないはずなんで、そこを書く必要性がよくわからんと・・・

※もちろん、実際には設計図丸投げというほど単純な話ではありません。
それぞれ、ちゃんと設計したブランドが品質管理などチェックしているものです。

丸投げって、意味合いとしては【設計図を渡して、その通りに作ってもらう】という話です。

前から不思議に思うことがあるんですが、トレックってアンチが多いんですかね??
上でも書いたように、トレックはジャイアント製だから、ジャイアント買ったほうが安いし同じ乗り味とか、ちょっと意味が分からない話を持ってくる方もいまして。

ジオメトリとか普通に違うので、同じものではないんですよね。
何でか分かりませんが、塗装が違うだけで同じものだと信じている人が、なぜかいるんですよね。
そんなこと考えるのは、極少数だとは思いますが・・・

ディープリムの件も

街中走るだけならディープリムである必要もないという話であったら、極論すれば、それこそ街中走るだけならロードである必要もないし、カーボンフレームだ、アルミフレームだとかいう必要もない。
鉄フレームのママチャリでも走れるよね?というレベルの話と、大差ないと思うんです。
レースで表彰台に登る目標もないなら、ロードなんて要らないよね?ママチャリでも走れるよね?というのと極論すれば同じレベル。

そもそも街中を走るというのもよく分かりませんが、なぜロードバイクなのか?
なぜディープリムなのか?

こういうのを突き詰めていくと、所詮は趣味なんで、究極の自己満足のためなんじゃないですかね。
他人に危害を及ぼすものではないなら、あとは自らが稼いだお金ですので、好きに使えばいいし。

ママチャリだって、やろうと思えば100キロサイクリングくらいなら出来るのでは。
後日記事で書きますが、インドでお父さんを2ケツして8日間で1200キロ走った15歳というニュースもありましたよね。

でもなんでサイクリストが、高い金を出してロードバイクに乗るのか?
私は持ってませんが、高い金出してカーボンディープを買う人だってたくさんいる。
私が使っているキシリウムエリートだって、定価で言うなら9万いくらしますが、非サイクリスト目線で言うと、ホイールだけで10万近く投資するとか、理解不能な人が多いわけで。

ましてや、カーボンフレームで50万だとか、非サイクリストからすると理解不能な領域だったりします。

私は釣りをしませんが、釣りって結構お金がかかる趣味ですよね。
知り合いが、釣りで使う魚群探知機(?)が欲しいと奥さんにねだって、全く理解されなかったということを聞いたことがありますが、使わない人からすれば理解不能な買い物でも、本人にとっては重要だったりする。

それが趣味なんじゃないの?と思うところです。

ある種の哲学

正直なところ、初心者さんがいきなり50mmのディープリムとか使うのは、横風の危険性があるのでオススメしてません。
最近は横風に強いUシェイプ状のリムが主流でしょうけど、いきなりディープリムは安全性からすると、もうちょっと練習してからのほうがいいのでは?と思ったりします。

ただ、安全に使いこなせるなら、それ以上は趣味の世界なんで、

カッコイイから

本人が満足であるなら、これで十分なんじゃないですかね。
趣味なんて、究極の自己満足を追求するものだと思うので。
海原雄山と同じですよ。

ちなみにずいぶん前にROVALを読者様からお借りしたことがありますが、
https://roadbike-navi.xyz/archives/6150/

この持ち主の読者様、ゾンダからROVALに変えて、あらゆる速度域で違いを感じて大満足のようですよ。
低速であってもゾンダとは違う感覚のようで。

今回のインプレですが、だいぶ前に当サイトにホイールの相談をしてきた方がいまして、その方のインプレになります。 なぜROVALを選んだのかな...

別にレースで結果を求めている人ではなくても、効果もあるし、そもそも趣味としての自己満足度がどうなのか?というところではないかと。

この話を貰ったときに、これだけは良くないなと思ったのは、

トレックっていうメーカーなんてジャイアントの工場に設計図丸投げして作らしてるブランドだけどなにがいいの?

私が知る限り、コーダーブルームも同じです。
コーダーブルームの製造って、普通にジャイアントだったはずですが・・・
というよりも、コーダーブルームを作っている株式会社ホダカは、2015年に独立するまで、ジャイアント・マニュファクチャリングのグループ会社でした。
というよりも、ほとんどのフレームメーカーって、丸投げという言葉の響きは良くないとしても、設計図を製造元の業者に渡して作らせているだけだと思うんですが・・・

トレックのアンチなのか知りませんが、批判するなら正しく批判したほうがいいのではないでしょうか?
正しく批判というのは、

ほとんどのフレームメーカーは、製造委託している点では、同じようなもんだと思いますが。

これが大前提ですし、コーダーブルームも同じですし。
世の中、いろんな意見があるなぁと思うのですが、これだとトレックだけが丸投げしているように誤解されますので、それはちょっとよろしくないのでは。

多くのローディーは趣味として乗っているので、何に乗ろうと、違法なものではないなら、非難されるものではない。
究極の自己満足なんで、極論すれば使いこなせなくても、カッコよさだけで選んでも何ら問題もない。

思いっきり庶民的な価格の話に戻りますが、カンパニョーロのホイールで、ゾンダとシロッコという、エントリーグレードのアルミホイールがあります。
この二つの性能を見たときに、性能面だけで言うならゾンダを選ぶ人のほうが多いと思うのですが、カッコよさ重視で、あえてシロッコと選ぶ人もいます。


Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセット
誰かに迷惑かけるわけでもないし、自分の稼いだ金をどう使おうと、何が問題なんだ??という話ではないでしょうか?
性能云々だけが、選択の要素ではない人もいるというだけの話かもしれません。

そう考えていくと、ロードバイクの楽しみ方って、人それぞれですね。
違法なものや、危険性があるもの以外なら、あとは自己満足。




コメント

  1. 伊藤 より:

    私のお金で誰かがTREKのバイクとディープリムホイールを購入したら文句は言います。
    「ふざけんな!勝手に人の金で買うな!・・・ちょっと俺にも貸せよ!」

    他人が自分のお金で何を使おうが自由だと思いますので、人様にご迷惑をおかけしなければどんなチャリンコに乗ろうがその人の好きにしたらいいと思います。
    迷惑かけなければなんでもいい・・・と言う訳でもなく、ライドのお昼休憩でビールとかはナシですが。

    ちょっと話はずれますが、ルック車とバカにするような感じも苦手です。
    別に安全運転でマナーを守って乗っているならその人の自由ですし。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      >人様にご迷惑をおかけしなければどんなチャリンコに乗ろうがその人の好きにしたらいいと思います。

      違法なものでないなら、あとはその人の自由ですね。
      ルック車についてはちょっと考え方が違うのですが、ルック車という言葉、元々は【マウンテンバイクと名乗っているのに、オフロード走行不可になっている自転車】を指していたと思います。
      なのでバカにしているというか、単なる区別なんじゃないのかなと思ってます。
      この定義で言うと、ロードバイクとかクロスバイクにはルック車が存在しないことになりそうですが、これについては別記事で書く予定です。