おフランス式バルブにリムナットは必要なのか?という議論が時々あるのですが、
2、絶対不要マン
3、どうでもいいマン
4、その他マン
大別すると4パターンに分かれます。
私自身は4です。
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まあまあどうでもいい話
個人的にはこの手の議論、そもそもの前提が欠けているから無意味だと思ってます。
だってさ、
絶対必要マンからすると、このようなねじ切りがないチューブは欠陥品とでも考えるのですかね。
ちなみに上記チューブはヴィットリアのラテックスです。
そもそも、リムナットは何のためにあるのかという話。
これ、パナレーサーの軽量ブチルRAirの説明書に書いてあります。
新品チューブをセットしてから空気を入れるときに、バルブをしっかり引き出してから空気を入れないと、タイヤとリムの間で謎スペースが空いた状態になります。
このような状況のまま空気を入れたら、タイヤ内でチューブが均等に膨らまず、パンクの原因になる。
チューブが均等に膨らまない例(遊んでます)。
要は謎スペースのせいでタイヤ内でこんな状態になっていたら、そりゃパンクしやすくなるのは当然。
リムナットは、バルブをしっかり引き出して固定する役目です。
バルブにねじ切りがないチューブの場合、手でしっかりバルブを引き出してから空気を入れれば十分。
カタカタ音防止?
リムナットが付属するチューブでも、きつく締めるのはNGです。
手でふんわり締める程度でよい。
走行中はきつく固定されていると、衝撃を受けたときに一ヶ所が固定されていることによりむしろ裂けやすくなる可能性もあるからです。
ねじ切りがないチューブの場合、むしろそのリスクを警戒しているのかと。
バルブ部分は接着のような構造なわけで、下手に固定されていると衝撃により引っ張る力が加わりやすいということですね。
最初の話に戻ります。
2、絶対不要マン
3、どうでもいいマン
4、その他マン
私が4だとしたのは、「付属してきたら使うし、ねじ切りがないチューブは使いようがない」というだけのこと。
なお、リムナットが付属するチューブで、空気を入れ終わってからリムナットを装着する人がいますが、目的としては間違ってます。
タイヤで噛んでいないことを確認し、バルブをしっかり引き出してからリムナットで固定してから空気を入れるのが正解。
入れる前に装着するのは、ゴムだけに同じですね。
終わってから付けても無意味です。
けどこの手の議論、まあまあ不思議なのは「絶対必要マン」。
ねじ切りがないチューブを買った場合、どーしてるのやら。
まさか発狂して返品するわけじゃないでしょうけど。
パナレーサーのチューブは基本的にリムナット付きのはず。
個人的にはそこにこだわる理由もないし、ねじ切りがないチューブが普通に存在していることを考えると、そこまで機能部品というわけではないと思ってます。
ヴィットリアのチューブって、ラテックスはノンねじ切り、ブチルはねじ切りナット付きだったと思いますが、わざわざ作り分けしていることを考えると、バルブ接着部品の強度が違うのだろうと勝手に考えてます。
下手に固定されているとむしろ裂けやすくなる可能性もあるからです。
とりあえず、ねじ切り無しのチューブだからと言って発狂したり店やメーカーにクレーム入れるのは絶対にやめましょう。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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