Wilierが2023モデルとしてGRANTURISMO SLRを発表しました。
今回目玉の一つになるのは、リアショックアブソーバーシステムのACTIFLEX 2.0。
ACTIFLEX 2.0
GRANTURISMOといえばWilierの中では高い快適性を誇るエンデュランスバイク。
従来のGRANTURISMOはオフセットされたシートステイの「近年ではよく見かけるオーソドックスな形状」でしたが、今回新たに登場したGRANTURISMO SLRは高い快適性とレーシング性を誇るエンデュランスレーシング。
リアの高い快適性のため、ACTIFLEX 2.0というショックアブソーバーシステムを導入しました。
まず、シートステイはトップチューブに接合しますが、一部をくり抜いたような形にし、エラストマーを挿入。
Granturismo SLR - Endurance Road BikeWith Granturismo SLR you will be able to travel long distances, minimising postural stress thanks to the special enduran...
シートチューブとシートステイは独立しています。
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このシステムによって高い振動吸収性を可能にしつつ、左右のシートステイ間にはブリッジを設け捻れ剛性も損なわない。
高い快適性の中にもレーシング性をしっかり確保しているのがACTIFLEX 2.0。
シートチューブをしならせて快適性を確保するのは最近のロードバイク、特にエンデュランスモデルではよくある方法ですが、Cento10 NDRにも同様にあったシステムをアップデートしたものとされます。
GRANTURISMO SLRのジオメトリ
GRANTURISMO SLRは高い快適性を確保しながらもレーシング性をしっかり確保しているわけですが、ジオメトリをGRANTURISMO Rと比較してみます。
SLR(XS) | R(XS) | SLR(S) | R(S) | |
リーチ | 369 | 368 | 374 | 373 |
スタック | 527 | 518 | 546 | 534 |
水平トップ | 517 | 514 | 532 | 528 |
ヘッド長 | 117 | 115 | 136 | 130 |
ヘッド角 | 71,0 | 70.5 | 71,5 | 71.0 |
シート角 | 74,5 | 75.5 | 74,5 | 74.0 |
リアセンター | 409 | 406 | 409 | 406 |
よりスタックを大きくしたイメージ。
タイヤクリアランスは最大32mmまで。
注目のお値段ですが、Sram Force AXS完成車とシマノUltegra Di2完成車が7400ユーロ。
日本円だと108万くらい…ですかね。
Wilierの赤ってカッコいいなと思うのですが、日本での販売がいくらになるのかはまだ未発表。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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