2022年も本日で終了しますが、私なりに今年の10大ニュースを漁ってみます。
Contents
1位 105Di2 R7100シリーズが登場
なんだかんだ噂されていた新型105はなんとビックリのDi2モデルのみ。
今後ワイヤー変速版が出る可能性は残されてますが、いよいよサードグレードも電動変速の時代になりました。
最近はフル内装フレームもありますし、フル内装はワイヤー変速だとやっぱりムリがある。
時代の流れですかね。
しかしまあ、105Di2が出るという噂自体は9000デュラエースの時代からあったように思うし、噂は噂に過ぎないし、噂はいつか現実になるという証明なのかもしれません。
昨今の流れから、105Di2のデリバリー自体は遅れていますが…

2位 105完成車が100万オーバーの時代へ
Trek Bikes - The world's best bikes and cycling gear | Trek Bikes (JP)トレックのバイクは、冒険心に後押しされ、歴史に導かれ、コミュニティーに勇気付けられ、どこまでも続く道の自由さに魅了され、そして常に、世界最高の自転車を造ることを約束します。
105Di2が登場したことによりTREK MADONE SLRにも105Di2完成車が登場してます。
105というと庶民の味方的立ち位置だと思ってましたが、もはや貴族的プライスの115.5万円。
円相場次第では定価105万も夢ではなかったのではないかと思われますが、10.5万何とか我慢して欲しかった惜しい値段です。

3位 ビアンキのオルトレがモデルチェンジ!しかし…
Bianchi | Performance bicycles since 1885Bianchi has played a core role in cycling and led the greatest riders to victory. And it's all going on by the new cutting-edge bikes.
ビアンキのフラッグシップモデル、オルトレがモデルチェンジし、オルトレRC、オルトレプロ、オルトレの3グレードに分かれました。
注目すべき点としては、まずはフラッグシップモデル「オルトレRC」には振動吸収素材のカウンターヴェイルが採用されなかったこと。
ある意味ではビアンキのカンバン的存在でもあるカウンターヴェイルについては、なぜかセカンドグレードのオルトレプロには採用されています。

そのほか注目点としては、空力向上を狙いヘッドチューブ側面に設けた「Air Deflector」が、実はUCIに認可されてないという珍事まで発生しています。
脱着式のようなのである意味ではヅラみたいな存在…と書いたら私も消されそうですね笑。

4位 YONEXから超軽量フレームCARBONEX SLD登場
far beyond ordinary | ヨネックス(YONEX)テニス、ゴルフ、バドミントン、ソフトテニス、スノーボード等の製品情報やプロの情報、各種トーナメント情報等
メイドインジャパンの高品質なカーボンフレームでお馴染みのYONEXから、サイズS未塗装540gというCARBONEX SLDが登場しました。
お値段は税込594000円(フレームセット)なので、他社の動向と比較してもお買い得感が高い一台と言えそうです。
YONEXって最初の頃はロゴがどうのこうの言われましたが、試乗した人はたいがい欲しくなる魔法のような存在なのかなと思ってます。

5位 コルナゴからV4RS登場
Colnago V4RsThe Colnago V4Rs is the results of years of research and tests in the World Tour. Improved stiffness, better aerodynamics, weight decrease. This bike is built t...
史上最速のモノコックフレームなんて呼び方もされてますが、みんな大好きコルナゴからV4RSが登場。
デュラエース完成車で税込220万ですが、最近は200万オーバーもさほど珍しくない時代なんですかね。

6位 インターマックスが突如限定フレームを販売に
インターマックスは、創業25周年を記念した限定バイク"InterMax 25"を正式発表しました。
販売台数50台の25周年アニバーサリーモデルは、エアロチューブのカーボンフレームに、最新のDURA-ACE DI2やMAVIC COSMIC SLR、カーボンハンドルやカーボンサドルを組み合わせたハイスペックな一台です。 pic.twitter.com/krMO9cQFNR
— InterMax (@intermaxcycling) November 2, 2022
大変失礼ながら、インターマックスってもはや活動停止していたんだと思ってました。
10年くらい前は話題にも上がってましたが、近年は全くに近いほど話題にも上がらなかったので。
だいぶリアセンターを詰めたジオメトリが気になります。

7位 KUOTAが滅亡
KUOTAってやはり10年くらい前は結構注目されたブランドの一つだと思うけど、ここ数年、特にコロナ開幕あたりからはメッキリ話題に上がらないので心配してました。
一時代を築いたブランドだと思いますが、今後もこういう事例は出そうな気がします。
個人的には、メッキリ話題に上がらなくなったKOGAとかも気になるんですけどね。
キメラとか名車を排出したブランドですが、全然話題にならず。
ブルーアルマイトのA-LIMITEDとかもかなりカッコいい一台でしたが…

8位 道路交通法改正で自転車ヘルメットが全年齢努力義務に
令和4年改正道路交通法により自転車ヘルメットが全年齢努力義務になりました。
あえてこれを10大ニュースにいれておく理由なんですが、私としては3月に決まっていた改正内容を12月になってから騒ぐのはある意味凄いなというのと、「努力義務」なのに大騒ぎする様子が滑稽で仕方ないという皮肉です。
努力義務=自己責任だし、自分の行動くらい自分で決めなよとしか考えていません。

今のところ、事故になった際にノーヘルを過失割合に考慮した判例は一つだけ見つかりますが、過失になるから被るという発想もイマイチ理解に苦しむ。

9位 今年挙げた判例のオススメ
今年、私自身は体調不良の影響から全く自転車には乗れていなかったので、法律関係の記事が増えて申し訳ないところ。
今年挙げた判例の中で参考になるものを、私目線でピックアップしました。
ノールック車道横断自転車 対 車道通行ロードバイクの事故について、50:50とした判例

この事故、自転車保険関係ではかなり有名な判例みたいでして、50:50で賠償総額は約9200万。
車道を通行していたロード乗りの方は信号無視もありません。
頭部を打ち付けた影響により言語障害と片半身の麻痺という後遺症が残りましたが、まだ20代の方。
いろいろ思うところはありますが、これを50:50にされて納得するロード乗りはいないと思う。
けど現実。
歩道を時速40キロで通行…
こちらは比較的最近の判例ですが、ガソリンスタンドから歩道を横切り車道に出る前に一時停止しなかったことにより、歩道を時速40キロで通行していた自転車と衝突した事故(刑事事件)。
車のドライバーにとっては参考になる判例じゃないかと思うけど、時速40キロで歩道を通行する自転車を「予見可能」だと語る裁判所もちょっと違う気がします。
けど、「一時停止義務では足りない」と説示している点については重要です。

横断歩行者に過失100%
こちらは横断歩行者とクルマの衝突事故の判例ですが、なかなか珍しいことに歩行者:クルマ=100:0になった判例です。
この判例については、詳しく知りたい方は判決文読んでください。
このような結果になる理由は、いかなる注意義務を果たしても横断しようとする歩行者を視認できない状況だからです。

10位 信用
これについては詳しくは語りませんが、たぶん見ていると思うので書いておきます。
製品レビューについては、製品以前に「人」を重視してます。
あなたが違法性があるコメントをしてきた後、さすがに違うだろと警告していたはずです。
持論を展開するためにはなりふりかまわない姿勢はちょっとあり得ない。
それから何ヵ月も経って、正体を隠してレビューを依頼するのは、ちょっと違うんじゃないですかね。
しかも、同一人物である証拠を突きつけられるまで、しらばっくれようとしましたよね。
そもそもメーカーの人間が正体隠してコメントしていた点もドン引きですが、その件を差し引いても無理です。
来年も
そもそも年が変わることについてさほど意義を感じないタイプの人間なので、正月だからなんなんだくらいにしか思わないのですが、来年はまともな身体になりたいです。
ではでは。
コメント