こちらの続きです。

この手のデバイスが「至近距離追い越し」への対策になるか?という話。
効果はあるかと
結局のところ、至近距離追い越しするかしないかは後続車の問題でしかないので、このようなデバイスがあるから後続車が必ず側方間隔を取るとは当然言えない。
発光パティーンが変わるので後続車への警告になることもあるでしょうけど、たぶん、この手のデバイスって
「そもそも自転車の存在に気付いてないドライバーへの警告目的」
と
「ライダー自身の身構え」
なんじゃないかと。
接近通知がくる分、驚きが少ないとか。
一応、こんなの使ってますが、
右バーエンドにもリアライトをつけることで、自転車の「右側」を意識させる役目。
こんなんでも至近距離追い越しはされにくくなるのは実感しているので、多少は効果あるんだと思う。
けど「絶対的な効果」なんてなくて、結局は後続車次第なんですよ。
ちなみにリアビューレーダーを見た!という方からコメント。

トンネルや夜間なら効果があると思いますが、その場合はリアライトを付けていますからそれで事足りてしまいますね。
つまりは、安全の確保にはあまり効果がないような気がしてしまいました。
追い抜く車からサイコンに直接「今から抜きますよ」みたいな警告やメッセージを発せられるレーダー?があると便利ですね。実現したら新たな煽り合戦が始まる予感ですが…
たぶん、人それぞれ。
あと、後続車に警告する目的よりも、自転車乗り自身が「接近車両がいる」と知ることがメインとも言えますし。
ちなみに前回記事で挙げた昭和20年代の「追い越し」ですが、

追い越しする後車に合図義務があり、先行車が合図を認識するまで追い越し禁止というのも、「気づくまでクラクション連打する」ことに繋がりかねないのでビミョーと言えばビミョーです。
というよりも、昭和20年代って横断歩道に接近する際にもクラクションを鳴らす義務があったので、国民が騒音問題に悩まされたらしい笑。
リアビューレーダーもバーエンドライトも、一定の効果はありますが、結局は後続車次第。
リアビューレーダーを使っている人の話ではまあまあいいみたいです。
ミラーがあるだけでも多少違いますし、何がいいかは予算と必要性、効果を検討するしかない。
例えばミラーって、夜間なら後続車が接近するとある程度はフロントライトがミラーで反射するので気がつきます。
結局のところ
ガーミンにしろブライトンにしろ、こういうデバイスの需要がある程度に「みんな困っている」とも言えます。
期待の妨害運転罪にしても、どうせ機能しないんだろうなと思ってましたが、

まあまあどうでもいい迷惑おじさんを捕獲した程度の実績や、ひょっこりさんを捕獲した程度の話。
リアビューレーダーについては、たぶん接近を「知る」ことがメインだと思うけど、そこに価値を見いだすかどうかだと思う。
被視認性については皆さんいろんな対策をしているワケで、今のところあっと驚くような効果があるモノはないと思う。
結局、後続車次第なんですよ。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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