シマノのデュラエース、アルテグラ(ともに11速)クランクの点検問題について、ディーラー向けの点検マニュアルが公開されていると先日記事にしましたが、
基本的には洗浄してから目視でクラックや段差を見るようになっています。
なぜか一部、YouTubeにリンクされているのですが。
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異音のみでも交換対象?
ディーラー向けマニュアルのこのページ。
https://si.shimano.com/ja/pdfs/dm/RAFC012/DM-RAFC012-00-JPN.pdf
YouTubeのマークをクリックするとYouTubeに飛ぶのですが、これが異音の例なんですかね?
やる気がない短編動画でビックリしちゃうのですが…
そして目視の異常が無くても、異音があれば交換対象になるのかもわからない。
先日記事にしたように、この「点検問題」最大の疑問は、責任の所在が不明確なところ。
ショップで検査した結果、異音や目視による異常がなかった場合、シマノの発表だとこう。
お客様がご使用されている対象製品を無償にて点検させていただき、点検の結果、交換が必要と判断された場合は、無償交換をさせていただきます。交換の必要性が確認されなければ、そのままご使用いただけます。
Access Denied
「交換の必要性」についてはショップが検査するわけで、その後に問題が起きたらシマノの責任なのか、ショップにも責任があるのか不明確。
ショップ的にはディーラー向けマニュアル通りに検査した結果、異常がなければ「大丈夫(たぶん)」としか言えないわけで、だいぶ疑問が残ります。
あと、「中性洗剤で洗浄してから点検してな」というマニュアルにしても、
https://si.shimano.com/ja/pdfs/dm/RAFC012/DM-RAFC012-00-JPN.pdf
ショップの方に同情する。
ショップはシマノからいくら貰えるのか知りませんが、わりに合わないのでは?
打音検査とかは?
先日読者様からコメントを頂きましたが、
これもそうなのですが、マニュアルには打音検査は書いてない。
仮に打音検査をするとしても、何が正常で何が異常なのかはわかりにくい上、判断したショップの責任になるのでしょうか?
ショップの負担と責任が大きくなりそうで、ショップの方々に同情します。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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