以前もちょっと書いたけど、中華ブランドの「SEKA」から登場した「SPEAR」の話。

このフレームは「ウィンドアイ構造」がポイントになっている。
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SEKA SPEARのウィンドアイ構造
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シートチューブとシートステイの交点にトンネル様の構造を設けたフレームですが、見ればわかるように狙いは空力。
AeroCoachと協力して行った風洞実験で280000セットのテストデータを得たとしてますが、28万回って…
SEKAのエアロロードExceedと比較して、40kmの走行で6W節約。
ゴールまでの時間が15.27秒短縮したと主張しています。
まあ、この手の話は1kmあたりに換算しちゃうとコメントしにくいけど、

ウィンドアイ構造って、空力改善よりもむしろリアの路面追従性向上のほうが大要素なんじゃないかと思う。
SEKAはAeroCoachと行った風洞実験のほうを大要素にしているようだけど、ウィンドアイ構造によってシートポスト/シートチューブあたりか17mm変形しExceedより快適性が23%高いとしている。
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サスペンションのように積極的に動く構造ではないものの、路面追従性を高めた点のほうが興味深い。
日本ではさほど知名度が高いブランドではないけど、注目されているフレームの一つです。
「RDC」と無印
SEKAのバイクはより軽量な「RDC」グレードと、一般グレードに分かれている。
他社だとより軽量なほうを「SL」と呼ぶことが多いけど、SEKAでは「RDC」。
SPEAR RDC | SPEAR |
685g | 780g |
※サイズM未塗装重量
どちらもジオメトリは同じで、タイヤクリアランスは32mmまで。
7つのフレームサイズと19種類の一体型ハンドルバー、2つのシートポストから選択可能なのでフィッティングもしやすいですが、値段的にもRDCグレードで40万ちょっとなので日本でも販売されたら人気が出そうなのよね。
地味に注目している人が多いけど、値段次第ではRDCじゃないノーマルグレードのほうが売れそう。
ノーマルグレードも未塗装780gなら十分軽量だし。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
おはようございます。
自分、「路面追従性」と「振動吸収性」は同じような意味かと思っていたのですが、あるとき、BOMAさんの説明で使い分けられているのに気が付き、メーカー営業さんに質問してみました。
振動吸収性:路面の凸凹からくる突き上げのカドを取ってマイルドにしてくれる性能。
路面追従性:タイヤのハネで荷重が抜けることなくグリップし、駆動力やコーナリング時の遠心力を無駄なく路面に伝えてくれる性能。
とのことでした。どっちみち大部分は連動した話のような気もしますが。。
業界全体で共有されているのか、BOMAさんでの話か不明ですが、確認のためお店のメカニックさんに説明してみると、同意とのことでした。
結局初心者の自分には似たようなこととしか思えないのですが、明確に区別して感じられる方もいらっしゃるのでしょうかね。。
コメントありがとうございます。
確かにそれらはニュアンスが違いますが、かなり似ている部分もあるし共通する要素もあるので、難しいですね。
それらを意図的に分けて考える必要があるかについても。