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「クランク点検2000円」の発信源は業界人なのか…

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以前書いた記事について情報提供を頂いたのですが、

クランク点検工賃は2000円!?
シマノの11速デュラエース/アルテグラのリコール問題については何回も書いてますが、ご意見を頂きまして。点検工賃2000円?えーと、マジレスしますね。「2000円」というのがガセネタなので、ガセネタを前提に批判するのは人としてどうかと思います...

シマノのデュラエース、アルテグラの点検によりシマノからショップに支払われる作業費が2000円だと勘違いしている人が、謎の問題提起をしてまして。
2000円なわけがないのですが

シマノ側も、推定時間40~50分程度とマニュアルに書いてたと思います。
それに合わせて、販売店も工賃頂けます。

不具合あれば交換して再度取り付け作業なども必要になります。
それも含めた工賃であり、お店によっては考え方は色々とあると思いますが、僕の感覚ではそこそこ頂けます。(当店の時間あたりの工賃の基準より高いです。)

シマノのクランクの点検について
シマノのクランク点検についてですが、ネットを見てると10分くらいで終わりますって...

サクッと作業の内容を説明すると、クランクを取り外して、綺麗にして、見て、その結果を申請したら終わりです。

そこに追加の作業で、他の部分の洗浄作業であったり、変速調整だったり、クランクを再取付するときに異音の対策も同時にしたり、なんかはついでにやっておきたいところですね。

十分時間かけても大丈夫な作業工賃が設定されているので、他店購入とか気にせず持ってきていただければいいかと思います。

『シマノクランクのリコール点検をしました。』
まいど!てんちょーです! さてさて、今回は今ホットな話題になってます、シマノクランクのリコール点検作業をしました。 写真のものは全て洗浄、チェック作業が終わっ…

日本での正確な数字は伏せますが、イギリスのショップは36ポンド(日本円にして約7000円)とショップ自身が公表している。

シマノクランク点検、イギリスでは開始された模様。画像をシマノに送るのか?
シマノの11速デュラエース、アルテグラのクランクについて点検するアナウンスは何度も書いていますが、日本では10月下旬からショップでの点検が始まる予定になっていますが、アメリカやイギリスでは10月1日からショップでの点検が始まっています。そし...

で。
そもそも「2000円」というガセネタはどこから沸いたのかについて知らなかったのですが、読者様から頂いた情報によると、この人らしい。
業界関係者(代理店?)らしいけど、

シマノのクランク問題についてはその対応に疑問があるし、全数交換すべきだったと思ってますが、要は「ついでにガセネタを投入して騒ぎを拡大する人」が出てきちゃうのよね…
業界関係者なら複数のソースを当たれば2000円なわけがないのはすぐにわかると思うけど、そうか…2000円の発信源は業界人だったのか。

 

そもそも、なぜか「海外では全数交換なのに日本だけは点検交換」と信じる人すらいたけど、全世界で点検交換なのはシマノが公表していることだし、アメリカ政府系サイトでも「点検交換」だとしてますが、

シマノ、衝突の危険性があるため自転車用クランクセットをリコール

リコール日:
2023年9月21日
単位:
約68万台(さらにカナダで8万台販売)

療法:
消費者は、2019年7月1日より前に製造されたクランクセットの使用を直ちに中止し、シマノ正規ディーラーに連絡して無料のクランクセット検査を予約する必要があります。検査中にクランクセットに接着剥離または層間剥離の兆候が見られた消費者にのみ、無料で交換用のクランクセットと取り付けが提供されます。

事故/傷害:
同社はクランクセットの分離事故を4,519件受けており、骨折、関節の変位、裂傷を含む6件の負傷が報告されている。

 

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自転車業界人ですらこんなんですから…

「X」にしても気軽に情報発信できる分、情報が正しいかは別問題になりますが、こちらでも書いたように

クランク点検工賃は2000円!?
シマノの11速デュラエース/アルテグラのリコール問題については何回も書いてますが、ご意見を頂きまして。点検工賃2000円?えーと、マジレスしますね。「2000円」というのがガセネタなので、ガセネタを前提に批判するのは人としてどうかと思います...

世の中にはガセネタを投入する人が普通にいて、本来追及すべき問題点が薄れてしまうことにもなりますが、他人が発信した内容を無条件に信じる前に自分で調べる癖付けをした方がいいのかもしれません。
例えばこれにしても、

警察の逐条解説も「路側帯は交差点に含まれる」と。
先日のこちら。なかなか凄い根拠を探してくる人もいるんだなと思いましたが、調べてみたら解説書の交差点の定義のところで「道路から路側帯を除いた車道の交わる部分をいうものと解される」とありました。 pic.twitter.com/TXKawZfT...

「路側帯は交差点に含まれる」ことは条文上明らかだし、警察庁、警視庁、東京地検、東京高裁、東京地裁判事なども同様の見解の中、「路側帯は交差点に含まれない」とする解説書を探してきても、単なる書き間違いなんだろうなと容易に推測できるわけでしてね。
なにせ、条文に反する見解なのに何らその解釈に至った理由すら説明してないので、何らかの勘違いから真逆に書いてしまったのでは?と推測できる。
けどあえてこういうネタを投入する人もいるわけでして…

 

ガセネタを投入することに問題があるとはいえ、ガセネタを無条件に信じる前に自分で調べる癖付けをした方がいいと思う。

コメント

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