ジャイアントにはかつて「FCR」というフラットバーロードがありました。
特にFCR0についてはTTフレームをフラットバー完成車にして販売するという謎すぎるスペックでしたが、数々のスピード狂と変態たち(※誉め言葉)が愛した自転車でしたよね。
2011年モデルのFCR0さん。
アルミTTフレームをフラットバーにしたもの。
Giant BicycleRIDE UNLEASHED わたしたちGIANTは、魅力的で幅広い製品ラインナップを通じて、世界中の人々を自転車というすばらしい冒険へと駆り立ててまいります。
ビックリしたのは、中国ジャイアントで2025モデルとしてFCRが復活していたのですよ。
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中国で復活したFCR
かつてのFCR0寄りではなく、下位グレードのFCRに近いイメージだと思われますが、
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ディスクブレーキ化していて、モデル名は「FCR1」。
なお「FCR2」もある。
スペックとしては、GIANT ALUXX SLグレードのアルミフレームにカーボンフォークをつけ、ティアグラ2×10速の油圧ディスク。
もちろんフラットバーというのは当たり前だ(ここは譲れない)。
要はこれ、みんな大好きFCRをディスクブレーキ化して再登場させたわけですよね。
しかも現代風にアレンジを利かせてオフセットシートステイを採用しながらも、エアロを意識した「くびれたシートチューブ」。
タイヤクリアランスは35cとなってますが、完成車のデフォルトタイヤサイズは28cになっている。
チェーンステイ長は425mm。
FCR2も用意されており、シマノソラ2×9速に油圧ディスクブレーキ。
フラットバーだからSTIではないし、ソラに油圧ディスクブレーキというスペックも可能になるわけか。
ギアスペックはどちらもフロントが48-34T、リアは11-34Tとなっており、カテゴリーは「スポーツフィットネス」になっていることからもクロスバイク的なイメージか。
その意味では往年のFCR0が復活したとまでは言えないけど、中国ジャイアント市場は何が起きているのだろうか?
変態たちの執念
数々の変態たち(※誉め言葉)はFCR0の復活を股間を硬くして待ちわびている、とも言われている。
中国ジャイアントは謎の「PCR」を登場させたり、

日本で限定販売されたGJ-35については、そもそも中国では「TCR SLR」として何年か前から存在している。

そしてついに伝説のFCRがディスクブレーキ化して再登場…
となると、いずれFCR0のディスクブレーキバージョンの登場すら予想される。
中国ジャイアントはなかなか面白いアルミバイクを次々に出してますが、要は旧FCRを現代風にアレンジし、タイヤクリアランスを拡張させディスクブレーキ化して再登場させた。
この流れは注目しておいて損はなさそう。
日本で「GJ-36」としてFCRが登場するのかしないのかはまだわからないものの、中国では何が起きているのだろうか?
なお、ベトナムでもFCRは販売されている。
溶接痕処理がかなりキレイにみえますが、PCRにしてもTCR SLRにしてもかなりキレイなのよ。
ジャイアントの意欲作なのかもしれない。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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