PVアクセスランキング にほんブログ村
スポンサーリンク

某自動車系ジャーナリストは信用してない。

blog
スポンサーリンク

わりとどうでもいい話なんだけど、「論点をすり替える」という現象が横行していることから備忘録的に書いておこうと思う。

 

ずいぶん前になりますが、某ジャーナリストが「道路交通法38条は横断歩道を渡ろうとする自転車がいても適用!警察庁に確認した!」という記事をアップしてまして。
警察庁の見解とは明らかに違うわけですし、ましてや裁判所の見解とも異なる。

自転車に乗り横断歩道を横断する者は、この規定による保護は受けません。

 

法の規定が、横断歩道等を横断する歩行者等となっており、横断歩道等の中には自転車横断帯が、歩行者等の中には自転車が含まれまれているところから設問のような疑問を持たれたことと思いますが、法38条1項の保護対象は、横断歩道を横断する歩行者と自転車横断帯を横断する自転車であって、横断歩道を横断する自転車や、自転車横断帯を横断する歩行者を保護する趣旨ではありません。ただし、二輪や三輪の自転車を押して歩いているときは別です。
つまり、あくまでも、法の規定(法12条、法63条の6)に従って横断している者だけを対象にした保護規定です。

 

道路交通法ハンドブック、警察庁交通企画課、p2140、ぎょうせい

 

自転車と横断歩道の関係性。道路交通法38条の判例とケーススタディ。
この記事は過去に書いた判例など、まとめたものになります。いろんな記事に散らかっている判例をまとめました。横断歩道と自転車の関係をメインにします。○横断歩道を横断する自転車には38条による優先権はない。○横断歩道を横断しようとする自転車には3...

たまたまこのジャーナリストについては以前メールを頂いたことがあり連絡先を知っていたので、裁判所の見解と警察庁の解説書を教えてあげた。
けどかなり疑問なのは、「警察庁に確認した」と記事に書いている点。
そこについては疑問なので突っ込んで聞いてみたところ「#9110に電話した」のだという。

 

#9110に電話しても警察庁には繋がりませんし、それはジャーナリストなら当たり前に知っていること。
いろいろやり取りする中で言い訳がましい話に終始し、「警察庁に確認を取ってないのに警察庁に聞いた」と書くスタンスについてはジャーナリストとして「ナシ」だと思ったので、素直に失望していることを伝えましてね。

 

そうしたらそのジャーナリストは激昂され、本人が「いまのところ、警察庁への取材が追い付いていないだけですよ」(メール原文ママ)と警察庁に確認してないことを認めているにもかかわらず逆ギレ。
しまいにはtwitter上で「どこぞの管理人は自分の意見が受け入れられなかったからといじめてきた」みたいに書かれまして。

 

こりゃ話が噛み合わないなと思ったのは、私が呆れた理由は「38条の解釈が受け入れられなかったから」ではなく「警察庁に確認したと記事に書きながらも警察庁には確認していないこと」。
しかし話をすり替えてtwitterに書かれたので、

 

・論点のすり替えって本当に怖いな
・そういう手法をジャーナリストがする危険性
・警察庁に取材したと書いてあっても実際には違う

 

どうにも信用できなくなりましてね。
それ以降、このジャーナリストが書いた記事については信憑性が不明という前提で読むようになった。

 

情報の信用度ってなかなか難しくて、この件に限らずガセネタは横行する。
けど多くの人は「警察庁に確認した」と書いてあったらそこについては疑わないでしょう。

 

そして私が呆れたポイントは「確認したと書いてあるのに確認してない現実」なのに、論点をすり替えて「自分の解釈が受け入れられなかったからだ」とされてしまうあたりも怖い。
先に言ったもん勝ち、みたいにされてしまうのもどうかと思うけど、そこまでしてこちらを貶めたいのであれば、そういう人なんだと認識するしかないのよね…
ほかにも事実無根なことを挙げて非難されましたが、ジャーナリストが事実確認もせず想像で非難することがどれだけマズイのか全く理解していない…

◯◯◯◯◯web記事へのコメントも書かれていると思いますが、私への誹謗中傷としてとらえられる内容もあり、
名誉棄損に値するものもあります。お気をつけくださいませ

なぜか私がweb記事にコメントを書いた前提にされているけど、そんなもん書いてないし。
事実確認もせず想像で非難することにも問題があるけど、直接メールで指摘しているのだからコメントしていないことくらい想像つくと思うんだけどな…冷静さを欠いている。

 

けどこういう事案ってわりとあるのかなと思っていて、取材してないのに取材したことにしてあることも問題だけど、そこを指摘すると逆上され、しまいには論点をすり替えておかしな風潮を作られてしまう。
怖いよね。

 

本当に不思議なのは、警察庁に確認してないのに警察庁に聞いたと書くことは、普通に考えれば「ナシ」ですよね。
しかも言い訳がましい話ばかりで開き直るから「ジャーナリストとしてそれは違うんでない?」と指摘しただけの話なのに、逆ギレ。
反面教師として捉えるのが吉なんでしょうけど、大手メディアの記事ってこういうレベルなのか?と疑ってしまうのよね。

 

そもそも都道府県警察本部が道路交通法の解釈を間違える事例はわりとあるのが現実で、これなんかもそうですよね。

やはり「路側帯通行自転車も信号無視」でした…
こちらの件。南海放送の内容については明らかな間違いと考えられますが、これ、コメントが削除されていたわけではなくて、南海放送バージョンと日テレバージョンがあるだけだった笑ところで、管轄の愛媛県警交通企画課にこの動画の見解を確認したのですが、何...

警察本部が勘違いしてメディアに説明したことからおかしな動画が作成された。
専門分野なのに間違えるなよ、という見方もあるだろうけど、人間なんだから間違いなんてあるのよね。
だから都道府県警察本部に確認してもそれを正しいと信じることはご法度と思ってますが…
メディアが道路交通法解釈を書くときには、解説書を複数確認し、判例なども確認してから警察に聞くのかと思いきや、まさか#9110に電話して「警察庁に確認した」と書くジャーナリストがいるとは一般人は想像しないと思うわけよ。
世の中こういうもんなのかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました