急ブレーキ時のビンディングペダルの外しやすさはＴＩＭＥが良い？【質問いただきました】

急ブレーキ時のビンディングペダルの外しやすさについて質問を頂きました。

さて先日、飛び出した車を避けようと急ブレーキをかけて止まったまでは良かったのですが、あまりにも急なことでビンディングペダルが外れずにコケてしまいました。

SPD-SL(105)使用です。もう少し外れやすいものにしたいなと考えています。
管理人さんの使ってみえるTimeのビンディングペダルが、ステップイン、ステップアウトが、軽そうですか、このような緊急事態に対応できるものなのでしょうか？

また、雑誌サイクルスポーツのなかてビンディング特集がありまして、そのなかで、リリーススプリングテンションの数値に着目したのですが、timeは軽い数値がでてました。
シマノのライトアクションと同じくらい軽いと。
ただ、上級並みになってくるとスプリングテンションが弱いとダンシングした時に外れそうで怖いということもあるようですが、timeをご使用の管理人さんは、どう思われますでしょうか？

回答いたします。

Contents

1 ＴＩＭＥの外しやすさ
2 急ブレーキ時にペダルから外せない理由
3 急ブレーキ時は、複数のことをやろうとしないほうがいい

ＴＩＭＥの外しやすさ

ＴＩＭＥユーザーならわかると思いますが、タイムはステップイン、ステップアウトともに軽いです。

ここで外すとき（リリース、ステップアウト）の時を考えてみます。
二つの要素があると思いますが、

・絶対的な固定力
ペダルとシューズは固定されているわけで、その固定力を上回る力をかけないと外れない（パワー）。

・捻る量
ビンディングペダルは、足首を捻るように動かすと外れます。
どれくらい捻れば外れるのかはペダルによって違いますが、１０度捻れば外れるペダルなら１０度の移動量が必要です。
いい用語がないので、以下アクション量と書きます。

外すために必要なパワーは、タイムは確かに小さいです。
しかしシマノに比べると、アクション量は大きいように感じます。

少ない力で外れるが、外すためのアクションは大きいというのがタイムでしょうか。

ちなみにタイムの脱着はこんな感じです。

急ブレーキ時にペダルから外せない理由

急ブレーキしたときに咄嗟に外せなかったという話ですが、勝手な予想ですが【硬くて外せなかった】のではなく、足に力が入りすぎていたために外せなかったのではないかと思います。

ビンディング初心者（特に女性）に多いのですが、恐怖心から全身にガチガチに力が入ってしまい、本来は軽い力で外せるものをうまく外せない人がいます。
本来、ペダルと水平に軽い力で捻れば外れますよね。
これが例えば足を思いっきり突っ張るように力が入っていたりすると、ペダルに対して水平に力がかからず、頑張っても外れないという結果になります。

初心者さん女子には、結構こういうケースが多いです。
力を抜いて捻れば外れるものが、ガチガチに力が入っているからうまく足を動かせない感じとでも言いましょうか。

急ブレーキの時、どうしても足も含めて力が入ります。
勝手な予想ですがこれが原因でうまく捻れなかったのではないかと思うので、シマノだろうとタイムだろうとあまり変わらないかもしれません。

もちろん、実際にやってみないとわかりませんが。