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R9100-C40(クリンチャー)のリム幅について。C17?ワイドリム?

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デュラエースがR9100になってしばらく経ちましたが、R9100のホイール(クリンチャー)についてはいまだに勘違いしている人も多いような印象があります。
C40はリムハイトが40mmではありません。



で、以前書いた記事についてコメントを頂きましたのでこちらから真相について解説します。

以前書いた記事とコメントについて

まず、以前書いた記事はこちらです

こちらの記事にて、R9100-C40(クリンチャー)のリムハイトは、40mmではなく35mmであるということを書きました。
その上で、シマノのサイトに発表されているように、リム幅が【C17】と表記されている点から、ワイドリム化したということを書きました。

リム幅35mmでデュラエースというと、当然のように思い出すのは9000-c35です。
9000-c35とR9100の違いは、ナローリム(15c)とワイドリム(17c)の違いであるということにも触れましたが、これについてコメントを頂きました。

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いまさらですが、リム幅も変わっていないはずですよ。
つまりクリンチャーリムに関しては9000系ホイールと変更なしです。
カタログ表記についてはシマノの技術者向け講習会で訂正されています。
探せばパワポの写真が確認できるはずです。
が、いまだにHP上でも何のアナウンスもないのはメーカーの姿勢としてどうなんでしょうかね。
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これについて私独自に調べてみましたが、イマイチはっきりしないところがありソースがないのかお尋ねしたところ、ソースの提示を頂きました。
ありがとうございます。このような有益な情報は本当に助かります。

追記されたコメントでも、リム幅20.8mmなのにリム内幅が17cはおかしい(20.8㎜だと普通は15cです)という話もありました。

で、どうせならちゃんとしたことを書いた方がいいという結論になったので、シマノに電話して聞いてみました。

シマノお客様相談室へ

どうでもいいですけど、最近【ナビダイヤル】って多いですよね。
詳しくはわかりませんが、私の携帯ではナビダイヤルにかけた分は無料通話には含まれないらしく、きっちり別料金で請求が来ています。

で、話は逸れましたが、R9100-c40のリム幅について聞いてみました。

やり取りを再現してみます。
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管理人>R9100-C40のクリンチャーについてお伺いしたいのですが、リム幅が20.8mmで17cと表記されているのはあっているのでしょうか?

 

シマノ>その通りです。ちなみに推奨タイヤ幅は23c~28cとなります

 

管理人>ん??リム内幅が17mmなら、23cタイヤは適合外にはならないのでしょうか?

 

シマノ>厳密に17mmというわけではないため、23cは適合します。私も23cで使ってますし何ら問題はありません。

 

管理人>C40クリンチャーはリムハイトが35mmとなっていますが、9000-c35のリムとの違いは何なのでしょうか?

 

シマノ>ほぼ同じものですが、製造工程が違います

 

管理人>・・・ありがとうございました。

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ちょっと意味が分からないところもありましたが、通話料がもったいなかったのでやめました。

R9100-C40と9000-C35のリムは同じ??

シマノの公式見解では、【ほぼ同じである】ということを明言されました。
で、一番の疑問ですが、リム内幅が17cならば、普通に考えると23cタイヤは適合外です。

リム内幅とタイヤ幅には関係性があり、

(タイヤ幅) ÷ (リム内幅) = 1.4以上

こうならないとタイヤが外れやすいなどの問題が出るとされており、1.4未満になるようなタイヤ幅は適合外とされています。
ちなみにですが、23÷17=1.35となるため、完全な適合外です。

計算上ですが、リム内幅が16.4mmだとすると23÷16.4=1.40となるのですが、詳しい事情はわかりませんがR9100-c40のリム内幅は17mm未満であるとみるのが正しいかと。
シマノがわざわざ適合外のタイヤサイズを推奨するとは思えませんし、適合外を推奨して事故が起きたら大問題ですので、当然のようにこの基準はクリアしているとみるのが自然かと思われます。

で、9000-c35のリムとは、【ほぼ同じ】であることを明言されています。
もうちょい突っ込んで【同じというのは、寸法の話なのか?】を聞けばよかったのですが、すっかり忘れていました。
すみません・・・

R9100-C40と9000-c35は同じものなのか?

これについてですが、とりあえずリムの製造工程が変わったと言っていますので、全く同じというわけではなさそうです。
ですがここからは勝手な予想ですが、使ってみて明確な違いを感じるような話ではないというのは確実でしょう。

乗り比べしてR9100-C40と9000-c35を明確に判別できる人間は、恐らくは地球上には存在しないと思います。
恐らくはそういう程度の違いかと思われます。

C60についても、クリンチャーについてはリムハイトは50mmです
こちらも恐らくは、9000-c50のリムとほぼ同じものかと思われます。

 

今回の新型デュラエースのホイールですが、正直言うとすごくわかりづらくなったというのが本音です。
ネット上を見ると、9000時代はc24、c35、c50だったのがR9100になってc24、c40、c60とリムハイトが変わったという書き込みを見ますし、私もちょっと前まではそう思っていました。(全部クリンチャーの話です)

ですがクリンチャーのc40は35mmハイトだし、c60は50㎜ハイトです。
要はリムハイトは9000時代と何ら変わりありません。

誤解を与えるネーミングではなく、素直にc35、c50で売り出してもらったほうがわかりやすかった気がします。

今回のR9100ですが、例えばBBもR9100と9000を比べたときに、どんな違いがあるのかさっぱりわかりません

何かが変わったのかもしれませんし、名前が変わっただけなのかもしれませんが、もし本質的に違いがないものであれば、名前を変えないでいてくれたほうがわかりやすい気がします。

で、9000系デュラエースと同じリムとスポークを使っているという【RS81シリーズ】がウイグルでは大幅値引きになっていますが、RS81シリーズはどうやら廃止の方向性のようで、同じようなグレードとして【WH-RS700-c30】というホイールが登場しています。
RS700についてはC30(といってもリムハイトは30mmではない)のチューブレスしかないようです。(もしかしたら後出しで出てくる可能性もありますが)

 

R9100-c40と【ほぼ同じ】リムだという9000-c35、そしてその9000-c35と【同じリム】を使ったRS81-C35が大幅割引なので、これはいろんな意味でお買い得かもしれませんね。

RS81はハブだけアルテグラグレードにしてコストダウンしているわけですが、アルテハブとデュラハブの大きな違いは、回転性にもありますがデュラハブはフリーボディがチタン製なので軽いということです。

フリーボディが軽くても、走りにはそんなに影響しないですから、RS81シリーズというのはお買い得なんですが、残念ながら廃版かと思われます。


Shimano – RS81 C35 カーボンクリンチャーホイールセット

重量 1631g(ペア)
リムハイト 35mm
対応タイヤ クリンチャー
23cタイヤ
スポーク数 16/21
対応スピード シマノ8-11s




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