先日のこちら。
こちらですよね。
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一時不停止の自転車が0%?
これは簡単に言いますと、
青自転車の進行方向は登り坂でスピードが出てないことや、衝突地点が停止線を僅かに越えた場所。
青自転車にも過失があるにしても、赤自転車の著しい過失からすれば極めて軽微みたいな話になっていますが、
停止していようと、登り坂でスピードが遅いにせよ進行していようと、事故発生の原因とは関係ないという話です。
なので、一時不停止事故というよりは高速度逆走自転車事故と捉えたほうが適切かもしれません。
自転車事故と判例
いわゆる「基本過失割合」ってあくまでも「基本」なので、具体的事情によりかなり変わります。
登り坂をヒイヒイ言いながら登っているときに逆走自転車が高速度進行してきても、回避しようがない。
しかも交差点だし。
赤自転車の違反は、
・左折時徐行義務違反
・右側通行(逆走)
・前方不注視
交差点に進入する直前でこんな自転車が来たら、普通は回避不可能です。
見通しがいい直線道路の昼間なら、遠くに逆走自転車が見えたら誰でも回避可能じゃないですか。
まあ、わざと逆走自転車に衝突しにいく当たり屋さんや、わざと逆走自転車のスレスレを減速せずに通過するようなしょーもない自転車もいますが。
逆走自転車の恐ろしいところって、想定外の位置から突入されると順走自転車は回避不可能に陥る点。
避けようがない。
こういうのは余裕で回避可能ですが、
逆走自転車と自分を守るには、左端に寄せて停止してやり過ごすのが一番。
そうじゃないと、安全運転義務違反と重過失傷害で書類送検されたりするんですわ。
なんで逆走自転車に気を遣う結果になるのか、意味がわからん。
けど、民事でも逆走自転車と衝突すると「基本過失割合」は50:50なんすよ。
自転車専用インフラである自転車道を作っても、自転車道の中で右側通行(逆走)する自転車が事故を起こすし、
どうなっているのやら。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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