ちょっと前にも岡山で、自転車が用水路に転落する事故がありましたが、

読者様に教えて頂いたのですが、今度は5歳が乗る自転車が転落する事故が発生。
11日午後4時前、岡山市南区曽根で、「用水路に子どもが転落している」と、通りかかった人から警察に通報がありました。
警察と消防が確認したところ、幅およそ3メートル、深さおよそ2メートル30センチの用水路に5歳の男の子が転落していて、救助され病院に搬送されましたが、警察によりますと、意識不明の重体だということです。
用水路と道路との間にはガードレールが設置されていますが、用水路にかかる橋の部分には柵などはついていませんでした。
エラー|NHK NEWS WEB
今回は用水路自体にはガードレールがあり、用水路を跨ぐ橋にはガードレールがない状況。
なぜに橋部分のガードレールがないのかは謎ですが、5歳に注意を求められても意味がない。
これはガードレールが必要な場所ですね。
最近、自転車の転落事故や進入禁止のチェーンを見落として引っ掛かる事故が多い気がするけど、

こういうのって、もうちょいなんとかなる気がする。
転落事故については柵やガードレールで対処できるし、進入禁止のチェーンについても色を変えるとか暖簾みたいな吊るしをつけるとか。
ちなみに過去に挙げた段差転落事故については他の読者様から指摘されたのですが、

一部の転落事故については、クルマを避けようとして転落した可能性もあるのではないかと。
可能性としてはあります。
今回についてはさすがに違うでしょうけど、ここ最近挙げた段差転落事故やチェーン引っ掛かり事故って、防げるものが多いんじゃないかと思う。
もちろん注意して防ぐほうではなく、ガードレール等の話。
5歳が乗る自転車がふらつかないわけがないですしね。
意識が戻るといいですが。
ちょっと興味深い資料を見つけました。
https://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/688243_6105951_misc.pdf
岡山県の平成25年~平成28年のデータになります。
用水路転落事故の消防(救急)出動件数は4年間で1,562件、年平均で391件。
1日1件以上の転落事故が発生していて、死亡者は108人(7%)。
交通手段割合でみると、歩行者が634件(53%)、自転車が320件(27%)。
歩行者の転落事故が多いことが気になる。
高齢者割合も多い。
平成28~令和元年のデータでも、歩行者が55%、自転車が40%。
なお、歩行者にはシニアカー13件と車椅子2件を含みます。
対策を講じて事故件数が減っているのはわかりますが、まだ多い。
ちょっと気になるのは、昼夜割合はほぼ同数な点。
夜間転落事故の78%は街灯がない場所で、水路との境界が不明確なことが原因の一つではないかとしています。
だいぶ詳細に分析して対策を講じていることがわかりますが、現状では足りてない。
ハード面を強化して転落事故防止するしかないですが…個人でできることって「注意してね」しかないのもね。
いやさ、チェーン引っ掛かり事故にしても、意外と他人事じゃなく気づかないまま引っ掛かるケースはあると思う。
マジな話として。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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