以前、オランダのKOGAが出しているツーリングバイク「Worldtraveller」を紹介してますが、

この手のツーリングバイクもちょっと興味があるからか、インスタでWorldtravellerに乗りツーリングしている人が出てきた。
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フラットバーでかなり荷物を積載してサイクリングしてますが、Worldtravellerは前後にキックスタンドがついているかなり珍しい仕様。
前輪にもキックスタンドがあるのは、荷物をかなり積載した自転車を駐輪するときの安定性確保と考えられますが、最近やたらと話題になるデカトロンにも似たようなフラットバーのツーリングバイクがある。
デカトロン Riverside Touring 520
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コガのワールドトラベラーは180kgまで、デカトロンのRiverside Touring 520は170kgまで。
かなり荷物を積載してツーリングすることを想定した自転車なので、全然軽くない。
完成車重量は16kgあり、ホイールも36本スポークで耐久性と頑丈さに振った作り。
以前も書いたけど、ヨーロッパのこのような自転車はダイナモハブ&ダイナモライトが主流。
Deore XTのダイナモハブになってますが、かなりの距離を走ることを想定しているからバッテリーライトだと話にならないのだろうか。
日本だとダイナモライト=ママチャリみたいになってしまうけど、わりとヨーロッパスタイルではスポーツタイプの自転車にもダイナモライト仕様がある。
昔でいうランドナーだと、フロントトリプルギアが主流だったと思うけど、このバイクはシングル。
フロント36T、リア11-46Tになっているので最小ギア比は余裕で1以下になるけど、最近のツーリングバイクはフロントシングルのほうが使い勝手がいいのだろうか。
タイヤもタフさを重視し、28×1.75 (42-622)で一本1295gだそうな。
コガのワールドトラベラーもタフさを重視しシュワルベのマラソンを装備しているけど、ロード基準で見ちゃうと「ひたすら地球と仲良しな重いタイヤ」だわな。
ツーリングバイクだから仕方ない。
ハンドル周りはわりとシンプルなフラットバーにエルゴ。
バーエンドバーになっているけど、こういうツーリングバイクに乗る人の海外情報をみているとハンドルに対するこだわりはまあまあ強めな気がする。

コガのデンハムハンドルバーもデンハムさんのこだわりから作られたハンドルらしいけど、とんでもない長距離を走るからハンドルを握る位置が多いタイプが好まれるのかと。
サーリーはなかなか不思議なハンドルをいくつか出してますが、モロッコバーにしてもこういうツーリングバイクと組み合わせたら面白い。
サイクルトレーラーを使う際には、リアを172mmの拡張スルーアクスルに変えろと書いてあるけど、さらにサイクルトレーラーまで使うことを想定しているのか…
コガのワールドトラベラーはまあまあのお値段になるし、ツーリングバイクとしては珍しくカラーオーダーやパーツのカスタムオーダーが可能になっているけど、デカトロンのリバーサイドツーリング520はわりと安い。
899ユーロなので15万弱、しかも今は割引価格で650ユーロ。
日本円で10.5万くらいなので、そこそこ売れているっぽい。
ちなみに標準スペックはこんなイメージ。
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というより、本当にこの値段で前後ライトまで付属するのか謎。
日本だと
日本だとデカトロンの直営店がなくなっているし、デカトロンの自転車はむしろ入手するのがややこしいはずだけど、プロチームにバイクを供給するなどデカトロンはちょっと注目ブランド。
自転車の多様性というか、こういうツーリングバイクでキャンプツーリングも楽しそうよね。
その昔、サイドバッグまで標準装備していたジャイアントの…名前が思い出せない「アレ」がありましたが(アレで伝わるはず笑)、わりとこういうバイクを求めている人は日本でもいそうな気がする。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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