カンパニョーロからニューシャマル、SHAMAL DUAL PROFILEが登場してますが、
ShamalA high-performance wheel capable of offering comfort over long distances and making a difference in crosswind conditions...
あれ?と疑問に思った点がありまして。
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シャマルカーボンとの比較
そもそもカンパニョーロからは「シャマルカーボン」が既に出ていたわけですが、SHAMAL DUAL PROFILEはシャマルカーボンの進化型と捉えていいのかな。
シャマルカーボンと比較してみます。
SHAMAL DUAL PROFILE | シャマルカーボン | |
重量 | 1480g | 1585g |
ASTMカテゴリー | 2 | |
リムハイト | 45/40mm | F35mm、R40mm |
リム内幅 | C21 | C23 |
リム外幅 | 29mm | 28.1mm |
スポーク数 | 21/21 | 24/24 |
大雑把にいえばリム幅を最近のトレンドに合わせて拡張し、リムハイトも少し増してスポーク数は減らした。
その結果ホイール重量は105g軽量化されたことになりますが、スポーク数が減ったことが重量減少の要因なのかなと思われるのでリム重量についてはおそらく大きく変わるわけではないような気がする。
値段でいうならシャマルカーボンは287100円、SHAMAL DUAL PROFILEは343200円。
大きな差があるわけではないとも取れますが、若干気になったのはリム形状でして。
ShamalA high-performance wheel capable of offering comfort over long distances and making a difference in crosswind conditions...
一見するとウネウネリムを目指したのか?と思ってしまいますが、そのわりにはウネウネ感があまりない。
同じフルクラムにはウネウネリムを採用したSHARQがありますが
Fulcrum Sharq – Fast wheels for any road
ウネウネリムの目的が空力だとすると、新しいシャマルはあえてウネウネリムを採用せずに目的を分けたというところなのだろうか?
レーシングな方向性はフルクラムのSHARQ、オールラウンドな方向性はシャマルみたいな。
なおシャマルはフックリムになってます。
カンパニョーロがフックレスを採用しない理由については定かではありませんが、メリットデメリットを比較した時にまだフックリムのほうがメリットがあると考えているのかな。
中間層不在のカンパニョーロ
カンパニョーロのホイールラインアップをみたときに、この「ニューシャマル」は安いほうに入る。
というのもアルミリムの「ゾンダGT」が124300円、最高峰のボーラウルトラWTOが685300円。
ハイペロンやボーラWTOが469700円なので、343200円のシャマルはカンパニョーロのホイールラインアップの中では安いほうに入る。
昨今の流れをみるとどこのブランドもアルミリムホイールには全く力を入れている気配がないので、ゾンダとシャマルの間には約20万の差が出来てしまいますが、カンパニョーロ的には20万程度のホイールは興味がないのだろうか?
ここにアプローチするためにメリダなんかは「MERIDA TEAM SL45」を165000円で出してきたり、

マヴィックもCOSMIC S 42 DISCを176000円で出してますが、これらカーボンホイールは値段が値段なだけに「重い」。
メリダTeam sl45 | COSMIC S 42 DISC | |
重量 | 1620g(759/861g) | 1660g(775/885g) |
リムハイト | 45mm | 42mm |
リム内幅 | 21mm | |
値段 | 165000円 | 176000円 |
カンパニョーロ的にはこのような価格帯のカーボンホイールには興味がないのだろうか?

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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