アルミ合金は金属疲労を蓄積していつかは割れる運命です。
ただし、それがいつなのかはわかりません。
アルミフレームはいつか割れる運命
今さら何の話?と思った人。
いやね、ちょっと前に書いた記事について頂いたご意見に違和感がありまして。
カーボンをあえて避けている。
耐久性という表現がクセモノですが、打撃系アタックやいわゆる「締めすぎ」についてはカーボンのほうが弱い。
前にも読者様からも事例を頂いてますが、
トップチューブは薄いので、あっけなく割れることも。
けど打撃系アタックではなくて走行疲労によるものなら、カーボンフレームのほうが耐久性は高いです。
「アルミフレーム クラック」で検索すると、たくさん事例は出てきます。
まあ、カーボンフレームが割れた体験記も探せばいくらでも出てきますが笑。
それこそルック車から、有名ブランドのものまで出てきます。
けど、15年くらい乗っていてもノートラブルの人も普通にいますから、それがいつなのかはわからないということ。
もちろん、カーボンだから絶対に壊れないこともあり得ませんし、クロモリでもクラックが入ることはある。
タイムが採用したダイニーマ
タイムは新しく出したグラベルロードに、ダイニーマを使ったカーボンを採用しています。
「同じ重量のスチールに比べて15倍強く」とありますが、気を付けたほうがいいのは「同じ重量のスチール」との比較であること。
ロードバイクにおいて、スチールフレームとカーボンフレームを同じ重量にして作ることは「あり得ない」こと。
フレーム単体でいうなら倍近い重量差があるかと。
要は強度が高い素材な分、薄く軽量にしても強度は保てるわけなので、勘違いしないよう。
グラベルロードということもあり、それほど軽量化に重きを置いてない印象です。
けどタイムの自信作のようですし、タイム久々のニューフレームなので、期待は持てます。
タイム、カッコいいんだよなあ。
結局のところ
アルミフレームだろうとカーボンフレームだろうと、永久に使えるわけではないので、理想としては数年ごとに買い換えなのかもしれませんが、アルミって割れる前に予兆があるのかというと、基本的には無い。
なんかおかしなガタがあるとか、異音があるときは既に異常が出ている可能性もあるので、きちんと状況を確認することしかない。
そういう意味では、KHSの「フレーム半額」の奴は理想的なのかもしれません。
実際にぶっ壊れたかどうかを問わず、一定期間使うと半額でフレームを購入出来るシステム。
実際にどれくらいの人がこれを使ってフレームをリフレッシュしているのかは謎ですが。
単純な走行疲労「だけ」ならカーボンフレームのほうが耐久性は高いけど、カーボンフレームのほうが取り扱いはシビアなような。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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