読者様から質問を頂いたのですが

諸説あるようで教えてください。
まず、先日違う読者様からツッコミされたのですが

たぶん、グリスじゃなくて粘度高めのオイルなんだと思う。
ただしチェーンメーカーはグリスだと言いますね…
秘密の話を暴露してしまい、申し訳ありません。
ところで、以前某チェーンメーカーが言ってましたが、チェーンメーカー的にはグリスを脱脂することは禁止してないそうですよ。
ただし、完全脱脂した後にちゃんと注油できてなくてクラックが入ったりチェーントラブルが起きた事例もあるから、推奨は「そのまま使え」。
要は完全脱脂した後にちゃんと注油できてなくて(つまりユーザーの不手際)チェーントラブルが起きたのに、チェーンメーカーにクレーム入れる人もいるのよね。
チェーントラブルはまあまあ危ないし、メーカー的にリスクを考えれば「そのまま使ってね!」になるのは理解できるところですが、なんでもかんでもメーカーにクレーム入れる人もいるからややこしい。
先日取り上げた件にしても、

普通に考えればメンテナンス不足の結果ワイヤーが切れたと思われるけど、「誰かが破壊したんだ!」と考える人も世の中にいる。
それと理屈は同じで、自分のメンテナンスの不手際が原因なのにチェーンメーカーにクレーム入れる人がいても不思議ではないわけ。
実際のところ、何の根拠もなく「安物のスクラップ材にちがいない!」と発狂した人すらいましたが、こうやって事実無根な話をする人がいる以上、メーカー的にはリスクを考えておかないといけないでしょうから…
なのでグリスを脱脂しても、ちゃんと注油できているなら問題はない。
「ちゃんと注油できたか?」は検証できないんですけどね笑。
考え方次第なんだろうなと思っていて、そのまま使えるのだし、完全脱脂しても巡航速度が5キロアップするわけでもないんたからそのまま使う人もいる。
完全脱脂したい人がいるなら、ちゃんと注油してねというだけのことですが、
マックオフのチェーン最適化なんちゃらって、注油の工程にも超音波を使って注油している。

これはちょっと興味がありまして、通常の注油でも毛細管現象でオイルが行き渡ると考えられますが、超音波を使うと効果的な皮膜形成になるのだろうか?
そこまでしなくても注油はできていると思うけど、どちらにせよ完全脱脂した後にきちんと注油できているなら問題ないらしいですよ。
そこまで労力をかけたいかについては、価値観の違いでしょうし。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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