こちらの記事にご意見を頂きました。

これは、自己都合や立場やヒステリーによってまずはじめに結論が決まり、後にそれに沿って理論が組み立てられる、というやり方です。政治家の発言などはほとんどがこれです。そして人間は如何にも理屈を言っているようで、この結論先行型に簡単に陥ってしまいます。対立する意見から妥当な結論を導く為や、共通認識を得る為の議論では、客観的な事実や明確な論拠からスタートして道理を積み上げ、その結果として結論を得なければなりません。ところが、結論や議論の目的が始めに決まってしまっていると、どうしても論理が歪められてしまい、話のすり替えが起こり、話が噛み合わないことになります。当たり前ですが。
これはありふれた現象ですが、そもそも結論を決めてかかるということは、対等に議論して結論を導こうという気が初めからないのであって、じゃんけんや殴り合い、大声の罵り合いとあまり変わらないと思います。身の回りもこればっかりで、ウンザリします。
これはまんま横山氏の論法。
チェーンワックスはチェーンルブより劣る、という結論を導くためにワケわからん理屈風のことを語り出したり、条件を無視した実験をする。
そもそも、私が書いているのもチェーンワックスがチェーンルブより優れている、という話ではないのは読めばわかると思いますが(もちろんチェーンルブがチェーンワックスより優れているという話でもない)、彼はチェーンワックスとチェーンルブの二項対立に持ち込みたがるのよね。
理由はシンプルで、チェーンワックスのほうが低抵抗を示したとする各種データは、チェーンルブメーカーの横山氏にとっては都合が悪いもの。
そうするとそれらの結果に難癖をつけることに必死になるわけで、「あのデータは第三者機関ではない!広告収入を得たりしてるじゃないか!利害関係者だ!」などとどうでもいいところに必死になる。
そしてチェーンワックスを否定するために材料を集め出す。
「リキッド系ワックスをワイヤーに使ったら抵抗が増した。だからリキッド系ワックスはダメ」というユーザーの意見に対し「私も疑問」と追従していたけど、
リキッド系ワックスをワイヤーに使ったら抵抗が増すのは当たり前なのだから、中立な視点を保つなら「私も疑問」と追従するのではなく、「脱脂できないワイヤーにリキッド系ワックスを使ったらワックスカスが詰まるから抵抗が増すのは当たり前で、使い方が間違っている」ことを指摘しなければならない。
けど横山氏の中では結論先行型論法として「ワックスはダメ」という結論が決まっているのだから、使い方を間違っているユーザーの意見に対して否定もせず追従する。
要は間違った使い方をした結果であっても、横山氏は持論の餌にしちゃうのよね。。。
そしてこちらでも書いた通り、横山氏の中で結論が決まっているから、

事実確認すらしないまま、ありもしないことを次から次へと妄想する。
ちなみに事実確認を出来なくしたのも横山氏自身に原因があって、敵対心むき出しで問い合わせするからまともな回答を得られないだけ。
役所や民間企業の窓口で「ちゃんと答えろ!責任者を出せ!」などと敵対心むき出しで吠えてる人とか見たことありません?
強めに迫れば魔法のように答え出す…なんてことは全くなくて、普通は逆なのよ。
「わかりません」とか言ってお引き取り願うのが通常の対応なのでして、自らチャンスを失っている。
事実、私が行政訴訟を提起する前に行政側と話し合いの場を設けてますが、ひたすら相手を持ち上げて否定せずに友好ムードを作ったら、行政側は裏話を含めベラベラ喋り出す。
間違っても「なんでこうなるんだ!答えなさい!」なんて態度で迫ったら、「わかりません」「お答えできません」「責任者不在です」にしかならんのよね。
もちろん「私は敵対心むき出しで迫ってない!」と主張しても無意味。
相手がどう感じるかの問題なのだから。
まあ、あれだけ友好ムードで終わったのに数日後には訴状が来るんだから、行政側はビックリしたでしょうね笑。
こちらは貴重な裏話を入手出来たので、行政側がどういう反論をしてくるか全て想定内だったので先に反論を潰せたのですが。
ところで、チェーンワックスとチェーンルブの「どっちがいいか」は、一般人にとっては抵抗、寿命、コスト、手間、施工の容易さ、フィーリング等のバランスで考える問題なのでして、実際に抵抗の大小だけでなく運用コストを比較しているサイトもある。
それらの違いで「簡単に5キロアップ」するわけもないんだし、速ければ正義という話でもない。
たまに「このバイクは確かに速い。しかし楽しくはない」みたいな話を見かけますが、フィーリングの問題ってわりと大要素なのよね。
けど横山氏は自身の製品の優位性を示そうとして、実際にチェーンで得られたデータを否定するかのように実験室でチェーン以外のデータ収集に勤しむわけで…
彼はメーカーなので、他社製品と比較したものは比較広告として法規制の対象になりますが、比較広告の要件を知らないのではなかろうか。
結論先行型論法はわりと深刻だと思っていて、例えばこれ。


「外国人だから現行犯逮捕しなかったんだ」「神奈川県警の忖度だ」「某政党の根回しだ」という結論ありきだから、事実確認をせずに陰謀論に走り出す。
現行犯逮捕しなかったのは報道にある通り「被疑者も救急搬送されたから」だし、「令和5年通達から外免申請にホテルや民泊が認められた」というのは明らかな事実誤認。
けど結論が先行しちゃっているから、事実確認すらしないまま憶測を語るだけになる。
そういう姿勢が陰謀論になるだけなのよね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。


コメント
おやおや、ネタにしていただき恐縮です。
建設的議論って、実はかなり限られた者同士以外では難しいので、潔く諦められては如何でしょうか。期待すると裏切られます。
また、肝心なことだけハッキリ言わせて貰ったら、あとは負けておくのも手です。面倒も減りますし、わかる人にはちゃんとわかります。そして、どうしても引けない時は、6対4くらいの勝ちで収めておくのがおしゃれです。ご存知でしょうけれど。
コメントありがとうございます。
まあ、いろんな人がいるんだなあくらいにしか思ってないんですよね笑
そうでしたか。詳しい記事が沢山あって、そのスタンスだったとは。筆が早いんですね。
ところで、最近タイヤの値段がものすごく高くなっていたりします。以前のタイヤやホイールの記事がとても好きだったので、また気が向いたらいろいろ教えてください。
コメントありがとうございます。
タイヤの高騰はなかなか難しいのですが、費用を考えセカンドグレードに落とす人がわりといるような。
まあ海外通販が事実上滅亡したので仕方ないです。
物を売る仕事をしていると、
(私も含めて)このような結論先行型思考に陥ります。
ただ、指摘があれば修正していかないと、信用をなくすので、
修正したうえで、(あるいは、不利なことも踏まえて)
セールストークを構築しなおす、というようにします。
最初の結論に固執しても、物は売れないですから。
コメントありがとうございます。
まあ、恋は盲目みたいなもんなんでしょうかね笑