だいぶ前にもフラットバーグラベルについて取り上げた気がしますが、

自転車業界で私自身が注目している「ジャイアントの中国市場」の話。
ジャイアントにはグラベルロードのリボルトがありますが、中国ジャイアントはフラットバーバージョンのリボルトを販売している。
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フラットバーのリボルト
見たところ、リボルトをフラットバーにしただけなんですが
捷安特官网捷安特官网,GIANT,giant,Giant
ソラ(2×9)とクラリス(2×8)の二種類用意されている。
どちらかというとイメージはグラベルライドではなく「走破性高めで路面を選ばない街乗り自転車」なのかなと思うのですが、フロントフォークがアルミになっている点からしてもターゲットはエントリーライダーなのかと。
グラベルロードの本質は、ある分野に特化してない多目的性なんだと思っているのですが、それをフラットバー化したことでより敷居を下げたというか。
誰でも自由に乗りこなしやすいので、街乗りや通勤通学車になるのはもちろんのこと、キャリア搭載でツーリングスペックに仕立てていくのもアリ。
ちょっと調べた限り、リボルトをフラットバー化して販売しているのは中国市場だけなのかな。
中国ジャイアントは他国ジャイアントとは一線を画するというか、「PCR」というアルミロードを出してみたり

なぜか伝説のFCRが復活していたりする。
ディスクブレーキ化した上で。

TCR SLRについては、「GJ-35」という偽名を使って日本に入国してますが、リボルトのフラットバーバージョンも面白そう。

ていうか、なぜに中国ジャイアントはやたら車種を増やしているのだろう?
その一つ一つがわりと興味深いスペックなのですが、最近の自転車業界で盛り上がっている筆頭は中国市場とも言われているので、そういう話なのかな。
ちなみにフラットバーグラベルに熱心なのは、ほかだとトレックやスコットなど。

コナやジェイミスなどオフロードに強いブランドもフラットバーグラベルに力を入れているように思われるけど、購入するユーザーは競技ではなく街乗りメインになるのだろうから話題にはなりにくい。
Fasttour SLR
たまたまフラットバーの自転車を調べていて見つけたのですが、
FastTour SLR (2022) | Trekking Bike | Giant Bicycles DE
過去にはFasttour SLRというフラットバーのツーリングバイクを出していたのもジャイアント。
ドイツやイタリアのサイトではまだ掲載されているようですが、ヨーロッパスタイルだからかダイナモライト仕様。
なぜかこれについては、ジャイアントのアルミフレーム最高峰「Aluxx SLRグレード」が採用されているから面白い。
フラットバーの街乗りメイン車はあまり話題にはなりにくいけど、こうした自転車のほうがパーツ変えて楽しむには面白いのかも。
ずいぶん昔のFCR0みたいに尖り過ぎているバイクは今の時代的にはコアなファン以外はつかないだろうけど、マルチに使える自転車のほうがウケる時代なんでしょうかね。
まあ、FCR0については滅亡してからのほうが注目されている気がしないでもないw

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
コメント失礼します。
FCR0については滅亡してからのほうが注目…
↑
それ、管理人様だけのような…
笑