私にはこの方の思考回路は理解不能ですが、
チャリダーのための道路交通法 #4-1
自転車と自動車が並走する場合、自転車はどこを走るべきか。
フラつきも考慮して、道路の左側端から1mの範囲。
「道交法にそんな規定はないぞ!」という、おっちょこちょいもいるが、
国交省と警察庁が決定した「ガイドライン」の運用が、R6年から始まっている。 pic.twitter.com/Ra2Bx2J3xI— ウッディモリタ (@woodymorita) November 2, 2024
なぜ原則を無視して例外のほう(交差点の右折車線設置箇所で空間的制約がある場合などその他の特別の理由によりやむを得ない場合)を引用するのやら。
※1:幅員は、自転車の安全な通行を考慮し、1.5m以上を確保するものとする。交差点の右折車線設置箇所で空間的制約がある場合などその他の特別の理由によりやむを得ない場合は1.0mまで縮小することができるが、局所的なものにとどめるとともに、自転車が安全に通行できる幅員を1.0m程度確保することが望ましい。
https://www.mlit.go.jp/road/road/bicycle/pdf/guideline.pdf
「幅員は、自転車の安全な通行を考慮し、1.5m以上を確保するものとする」という原則のあとに、交差点など幅員確保が困難ならそれは局所的にしろよとして1.0mなので、どっちが原則なのかは明らか。
なお、これは道路に自転車通行帯を設ける際のガイドライン(指針)に過ぎず、18条1項の解釈とは関係がない。
「※2:エプロン幅が狭い排水設備を用いるなど歩車道境界まで自転車が安全に通行できる場合に限る」ともありますが、エプロンも道路交通法は車道になるけど通行には適さないですし。
通行が違反にならないことと、安全に通行できるかは別問題だわな。
ただまあ、そもそも論点がおかしいのよ。
18条1項を遵守しているかいないかにかかわらず、後車が安全に追い抜きするのは義務ですから。
こういう危険思考の人が存在することがわかったことが、最大の功績なのかもしれませんね。
こうやって原則を無視して例外を引用し情報操作するような行動や、法律にないことをあたかも法律かのように語る独自論、そして論点をズラしてしまう。
安全意識が著しく欠落してますから、公安委員会はこの人から免許を取り上げるべきですね。




こういうしょーもない人が道路では最も危険なのよ。
そしてこれ。
チャリダーのための道路交通法 #3
道交法18条1項には但書がある。
道路の状況その他の事情によりやむを得ないときは、この限りでない。
このときは右側端に寄らなくてもよい。
これは道路の損壊、工事の場合が想定されている。
路面の凸凹は受忍の範囲だから、但書にならない。
ゆっくり走ればヨシ! pic.twitter.com/ydQNgH9pfu— ウッディモリタ (@woodymorita) November 2, 2024
「道路の状況その他の事情によりやむを得ないとき」とは、道路の損壊、道路工事等のため本来通行すべき道路の部分を通行することができない場合等のことである。
宮崎清文、注解道路交通法 全訂新版、立花書房、114頁、1981
「等」を無視して情報操作…
しかも同書籍の前ページはこれ。
「道路の左側端に寄って」とは、この場合にあっては、路肩部分を除いた道路の左はしに近寄ってという意味である。
宮崎清文、注解道路交通法、立花書房、1981、113頁
18条1項の制定に関わった宮崎氏によると、「道路の左側端に寄って」のほうで「路肩を除く」と解釈している。
「道路の状況その他の事情によりやむを得ないとき」のほうで路肩を排除したわけではないみたいね(宮崎氏によると)。
こうやって「等」を無視したり、1ページ前の解説をすっ飛ばして情報操作するのがウッディタモリのお仕事。
話になんないのよ。
ウッディタモリの話は根拠が何一つないのですが、こうやって情報操作する人がいるのでインターネットって凄いよね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。




コメント
自転車の左側端走行について正しい認識が世の中に広まることはサイクリストにとって重要ですので、このように取り上げていただいていること感謝いたします。
コメントありがとうございます。
そもそも、正しい根拠を用いて主張するならまだしも、恣意的に情報操作する人が好きになれないんですね。
なんとかならないものか…