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2023年を振り返れ!自転車界の10大ニュースを!?

2023年モデル
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もうすぐ2023年も終了しますが、今年も自転車界ではいいこともあれば悪いこともありました。
風化してはいけないこともあるし、風化してもさほど問題がないこともありますが、独断と偏見のみで今年の自転車界10大ニュースを振り返ります。

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1位 ツールド北海道死亡事故

自転車レース中に、レース参加者と一般交通車両が正面衝突するという痛ましい事故がありました。
これについては何度も取り上げていますが、そもそも峠道のような狭く見通しが悪い道路にて「道路左側のみでレース」をしていたことに驚いた方も多かったのではないでしょうか?

 

今のところ問題点として以下が挙げられます。

①一年以上前に日本自転車競技連盟(JCF)から、ツールド北海道のレース形式について危険性が指摘され、大幅な改善が必要と勧告されていたにもかかわらず、同じ形式で開催したこと。
②「道路右側の自主規制」とやらが事実上フリーパス状態で進入可能になっていたなど、主催者が取るべき警備体制が甘すぎた。
↓一例

ガードマンの方がいらっしゃいまして、なんか、なんかされてるみたいなんですよね。ちょっと止まって声を掛けまして、これ行けるんですか?ったら「行けるよ」って言うからそのまま、登ってきました。そうしましたらちょうどツールド北海道23ていう自転車競技が開催されていたみたいで、上の方からものすごいスピードで自転車が降りてまいりました。交通規制はですね、片側だけの交通規制ということで、まあ、こっちのほうは、山に登って行くほうは解放されて自由に走れると。まあ下りのほうは規制されているということでした。

 

ツールド北海道2023 上富良野→吹上温泉R291号 登り車線規制なし 怖かった

なお、事故を受けて設置された「ツール・ド・北海道安全対策検討会」については、令和5年10月29日に第1回が開催されて以降は全くアナウンスがなく、いまだに議事要旨が「後日掲載」となったままになっています。

 

報道によると右側にはみ出た選手が悪いかのような意見も出ているようで、真摯に向き合っているのかは疑わしい。

座長を務める萩原亨・北大院教授(交通工学)は「片側1車線しか使えないという要素が、即座に事故に結びつくわけではない」とし、時間をかけて再発防止策をまとめる考えを示した。会合では「ルール違反者に、金銭や時間の罰則を課す方法もある」との意見も出たという。

 

死亡選手の前に先導車なし 「ツール・ド・北海道」第三者委が初会合:朝日新聞デジタル
9月8日に自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」で起きた交通事故で、死亡した選手が走っていた21人の集団の前には対向車に注意を呼びかける「先導車両」がいなかったことが29日、わかった。専門家でつく…

 

ツールド北海道の第三者委員会、なんかおかしな方向に?
ツールド北海道事故を検証するための第三者委員会の初会合があったようなのですが、どうもおかしな方向に向かいそうな気がしてなりません。 ちょっと見てみます。 ツールド北海道事故の第三者委員会 まずは新しく判明した事実から。 衝突した車両は午前1...

 

「第1回ツール・ド・北海道安全対策検討会」以降アナウンスが全くありませんが、若干気になるのは北海道警察の交通事故情報マップ上に当該事故が掲載されたため、警察内部での捜査が一段落した可能性があり、何らかの動きがあるかもしれません。

北海道警察 交通事故情報マップ
注、12月28日に第二回会議があったらしく、後でまとめます。↓

 

ツール・ド・北海道安全対策検討会の第2回が開催に。まだこんなレベルなのだろうか。
ちょっと前に、ツールド北海道事故について警察の捜査が一段落したんじゃないか?何かしら動きがあるのではないか?と書きましたが、 ※北海道警察の交通事故マップに掲載されたので、警察内部での捜査が一段落したのではないかと推測。 警察の捜査とは関係...

 

2位 シマノ11速デュラエース/アルテグラクランクのリコール問題

シマノの11速デュラエース/アルテグラクランクのリコール問題も何度か書いていますが、アメリカでは訴訟問題に発展しています。

 

シマノクランクとともにトレック、スペシャライズドまで提訴された理由。
先日書いたこちらの件。 シマノが北米で76万個のデュラエースとアルテグラ接着11スピードロードクランクセットのリコールプログラムを実施したことを受けて、世界最大のサイクリングコンポーネントメーカーであるシマノに対し、米国で「不適切なクランク...

 

若干情報が錯綜しているようですが、全世界で「点検後に問題が見つかった場合のみ交換」という扱い。
しかし点検して問題が見つからなかったクランクは安心して使えるのか?という不安がつきまとうわけで、訴訟の結果次第では今後の対応が変わる可能性もあります。

 

点検方法が「ショップでの目視」になっているため、検査者によるバラツキも懸念されていますが、あるショップでの点検では「問題なし」、違うショップに点検依頼したら「要交換」になる事例も出ていますが、検査体制のバラツキがやや混乱につながっているように感じます。

 

シマノデュラ/アルテクランクのショップ向け点検方法が公開。
シマノのデュラ/アルテグラクランクの点検の話についてはいろいろ思うところがありますが、 日本でもアメリカでも、まずはショップで点検して異常があれば交換、異常がなければそのまま使ってよいというのがシマノの発表。 ショップ向けのマニュアルとして...

 

なお、交換になった場合に至急されるクランクについては、現行の12速デュラエース/アルテグラクランクとクランクアームとインナーチェーンリングは同じもの。
アウターチェーンリングのみ今回の件に合わせて11速用に作ったものになります。

 

謎の代替クランク、FC-08はFC-R8100と同じなのか?
11速アルテグラのリコール代替クランク、FC-08。 12速アルテグラのクランク、FC-R8100に11速用チェーンリングがついただけなのではないか?という噂も出ていますが、 ショップ発信でも同じ見解ですね。 ○FC-R8100 ○FC-0...

 

3位 ついにチェーン洗浄も超音波洗浄が主流になるか?マックオフのチェーン洗浄サービスが開始に

Ultrasonic Chain Optimisation | Muc-Off UK
From Ludicrous AF to LOPS, we’re shifting the needle and breaking new ground in ultra-performance cycling – one product ...

マックオフがチェーンの超音波洗浄サービスを一部のショップにて開始しましたが、超音波洗浄器自体はアマゾンなどで販売されています。

 

マックオフがサービスを開始してから、便乗して超音波洗浄サービスを独自に開始したところもあるみたいな噂を聞きますが、これからは家庭でチェーン洗浄する際にも超音波が主流になるのかもしれません。

 

なお、超音波洗浄器については火災事故になった事例もあるので、十分ご注意ください。

 

MUCOFFのULTRASONIC CHAIN OPTIMISATION。チェーンを超音波洗浄して抵抗軽減を。
マックオフがやっているプロ向けのチェーン洗浄について、一般向けサービスが解禁されるらしい。 これ、数年前から「ULTRASONIC CHAIN OPTIMISATION」(超音波によるチェーン最適化)といって既に一般向けにサービスを開始して...

 



4位 シマノが機械式12速105を発表

SHIMANO 105 - 油圧ディスクブレーキ - デュアルコントロールレバー - 2x12スピード | SHIMANO BIKE(自転車部品)-日本

デュラエース/アルテグラは電動コンポのみになっていましたが、12速105には「紐」が登場。
電動コンポより当然安くなるわけですが、紐12速は待望のコンポとも言えます。

 

ただし12速105は対応スプロケが11-34Tと11-36Tなので、そこはマイナス要素かもしれません。
12速化して以降、スプロケの種類が少ないことには不満が残ります。

 

シマノから「機械式変速」の105、R7120シリーズが発表に。
ちょっと前から、シマノ105に機械式変速コンポが出ることは既定路線になっていましたが やっと正式に、機械式変速の105が発表されました。 なおディスクブレーキ版のみです。 シマノから機械式変速105が発表に そもそも、すでに105Di2が先...

 

5位 サイクルトレインがやたら急増中

この一年を振り返ってみると、なぜかサイクルトレインがやたら急増したような印象です。
常磐線のサイクルトレインなんかは人気を集めたように感じるので来年以降も開催が期待できますし、地方路線でもなかなか興味深いサイクルトレインが増えたような。

 

一つ改善を願うとしたら、一部サイクルトレインでは「駅構内でエレベーター禁止、ひたすら階段を使ってね」という過酷なルールになっているので、今後の改善が期待されます。

 

常磐線サイクルトレインが期間限定で開幕へ。
常磐線サイクルトレインが期間限定で開幕するそうな。 常磐線サイクルトレイン 常磐線サイクルトレインですが、以下の期間限定です。 2023年10月1日(日)~12月17日(日)の土休日 ただし11月4日・5日は除きます。 さて。 常磐線サイク...

 

飯山線初のサイクルトレイン「GO!GO!千曲川 飯山線サイクルトレインプラン」
飯山線で初のサイクルトレイン、「GO!GO!千曲川 飯山線サイクルトレインプラン」が始まるそうな。 このプランは飯山駅を自転車で出発し、行きはサイクリング、帰りは飯山線に乗って戻ってくるルートを楽しむことができます。まずは信越自然郷アクティ...

 

サイクルトレイン、階段・エレベーター利用に関する考え方の違い。
先日、西武池袋線のサイクルトレインは石神井公園駅にて「エレベーター・エスカレーター使用禁止、階段62段を担いで上がる」と書きましたが、 面白い違いを教えて頂きました。 話は変わりまして先日、記事にされてました西武鉄道のサイクルトレインの件で...

 

6位 ビアンキが三兄弟政策を加速化

Bianchi Force AXS disc 2x12sp | Bianchi

ビアンキは既にオルトレが三兄弟化し、「オルトレRC」、「オルトレプロ」、「オルトレコンプ」という三兄弟政策にしていましたが、軽量ロードのスペシャリッシマも三兄弟化し、グラベルロードの「IMPULSO」も三兄弟化。

 

ちなみにグラベルロードの「IMPULSO」ですが、ビアンキらしい伝統的な雰囲気でこれが一番カッコいいんじゃないか?という声も聞かれますが、それについては完全同意。
なお、オルトレについてはしれっと四兄弟化し、アリアがオルトレレースと名前を変えたモデルチェンジしましたが、末っ子がオルトレと名乗る必要があったのかについては疑問が残ります。

 

[2024]BIANCHI IMPULSO RC。やはり「IMPULSO PRO」「IMPULSO COMP」で三兄弟化へ。
正式発表前に見つけてしまったので書いてしまいましたが やはりビアンキのニューグラベルロードは、IMPULSO RC、IMPULSO PRO、IMPULSO COMPの三兄弟です。 オルトレやスペシャリッシマが既に三兄弟化していますが(オルト...

 

[2024]BIANCHIのSPECIALISSIMAがモデルチェンジ。なんとRC、PRO、COMPの三種類に。
ビアンキといえば昨年、オルトレがモデルチェンジしてOLTRE RC、OLTRE PRO、OLTREの三兄弟化しましたが(オルトレレースという実質アリアが追加されましたが) なんとビックリ。 軽量オールラウンダーのSPECIALISSIMAが...

 

オルトレレースとアリアの話。
先日のこちら。 新しく発表された「オルトレレース」はアリアとジオメトリが同じ。 オナメトリです。 フル内装へ 強いて明らかな違いを挙げますと、オルトレレースはフル内装になっています。 よーく見ればシートステイの太さが違うような気もする。 オ...

 

7位 空気入れも手動から電動の時代へ

この一年でクラウドファンディングにはやたらと「電動空気入れ」が出ていたイメージがありますが、時代は手動から電動にシフトチェンジ。

 

路上でパンクしたときに、以前であれば多くのサイクリストは長細い棒を激しく上下動させ、ハアハア言いながら空気を充填させていました。

しかし令和のサイクリストは、そんなアナログな方法ではなくウィーンと電動で解決してしまいます。
昭和や平成の時代では長細い棒を上下動させて解決してきたのに!

全く、信じられません。
しかし「漢は黙って炭酸ガス」も忘れてはならないですよね。


8位 怪しげな道路交通法改正がありそうな予感

自転車の違反に青切符が導入されることは規定路線ですが、それと同時にやや不可解な報道も出ています。

追い抜きに関する規定は、「自動車が自転車の右側を通過する場合、十分な間隔がない時、自動車は間隔に応じた安全な速度で進行する」よう義務づける。同じ状況で自転車には「できる限り道路の左側端に寄って通行する」義務を課す。

「十分な間隔」や「安全な速度」の具体的数値は法令では規定せず、今後検討して目安を定めて示す。間隔は1~1・5メートルが基本になるという。速度については、自転車は通常時速20キロくらいで走ることが多く、追い抜く車はそれを5~10キロ上回る速度が目安になるという。

 

自転車追い抜き時、車に罰則付き義務 ながら運転禁止 道交法改正へ:朝日新聞デジタル
警察庁は21日、道路交通法の改正原案をまとめた。車が自転車を追い抜く際、「間隔に応じた安全な速度」で進行する義務を車の運転者に罰則付きで課す新たな規定を盛り込む。自転車の交通違反に、青切符を受けて反…

何回読んでも側方間隔を義務づけするのではなく、十分な側方間隔が保てないときには減速するルールなんじゃないかと思うのですが、意味合いとしては「至近距離通過の場合はきちんと減速しろ」でしかないように読める。

けど世間の反応は「1.5m開けないと違反」と語る人が多いので、私が読み間違いしているのですかね?
ちなみに警察庁にこの件を確認したところ、警察庁からはそのような発表をしていないので知らないと言われてしまいました。。。

 

まだ改正道路交通法の原案も出来てないと言われてしまうし、イマイチ何が起きるのかはわかりません。
報道と有識者会議の内容をみると、むしろ至近距離通過を容認するルールなんじゃないかと思うのですが。

 

自転車を追い越し・追い抜きする際の「側方間隔案」、大失敗に終わる予感。
既に警察庁の有識者会議の内容は書いてますが、 有識者会議の内容には書いてない内容が報道されています。 追い抜きに関する規定は、「自動車が自転車の右側を通過する場合、十分な間隔がない時、自動車は間隔に応じた安全な速度で進行する」よう義務づける...

 

愛媛県自転車条例と、側方間隔の保持。
こちらの続きになります。 これが報道されてから「側方間隔1.5m空けてないと違反で罰則になる」みたいな意見を見かけますが、 追い抜きに関する規定は、「自動車が自転車の右側を通過する場合、十分な間隔がない時、自動車は間隔に応じた安全な速度で進...

 

9位 GUSTOの2024年モデルがお買い得過ぎて笑える話

2024 COBRA EVO DB PRO LEGEND – GUSTO高士特

台湾のグストというとお買い得なロードバイクが多いわけですが、新しく登場したCOBRA EVOの機械式105完成車が28.6万。
紐105のカーボンフレーム完成車が28.6万なんて、なかなかないですよね。

 

2024年モデルで人気を集めそうなのはグストの「コブエボ」になりそうな予感がします。

 

GUSTOがCOBRA EVOを発表。T1000カーボンに105で28.6万とは。。。
みんな大好きGUSTOからニューフラッグシップモデルの「COBRA EVO」が登場するらしい。 もちろん呼び名が「コブエボ」になると予想されますが、コブエボとは何がエヴォったのでしょうか? GUSTO COBRA EVO そもそもGUSTO...

 

10位 アンケートが荒らされまくる

最近アンケートをやらなくなってますが、どうもおかしな勢力に荒らされる傾向がありまして。

ちなみにですが、こういうのは荒らしとは認定してないのでご安心を。

 

コンポの話をしよう。
こう見ると、ワン・オー・ファイブ派が多いなあと思うのですが、 「コンポ」といえば、シフターやクランク、ディレーラー、ブレーキなどを総称したものだということは自転車界では常識。 コンポの話をしているのに、チ○ポの話をしだす人は嫌いです。 それ...

 

剛性不足のマイショートクランクの話なんて聞いてないのですよ。
しかし、謎の勢力がアタックしてきている可能性があるため、セキュリティを含めしばし様子見してます。
アンケートの選択肢追加を可能にするからこうなるだけかもしれませんが、違う意味で選択肢の追加をしたくてたまらない方々もいますからね…

 

悩ましい。

 

ちなみに独断と偏見100%で選んだのでこうなりましたが、そのほかにもメリダサイレックスのモデルチェンジやら興味深い案件は多い。
ツールド北海道については風化させちゃダメな事故だと思いますが、第三者委員会は機能してますかね?

 

[2024]MERIDAのSILEXがモデルチェンジ。
メリダのグラベルロードといえばSILEXですが、そのサイレックスがモデルチェンジしフレームが新しくなりました。 2024 MERIDA SILEX サイレックスはグラベルバイクですが、今回のモデルチェンジでメリダが目指した方向はオフロード性...

 

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